「公開前は300万人動員を目標に掲げ、米倉や他の出演者がこれでもかというぐらいメディアでPRしまくったが、邦画のヒットの基準とされる興行収入10億円に届くかどうか微妙なところ」(映画記者)
同作はテレビ朝日系で08年と09年に放送されたドラマシリーズを映画化したもので、「ドラマ2作の平均視聴率は13%を超えていたので、関係者の期待も大きかった」(同)というが、映画化で力み過ぎたのか、消化不良気味だったという。
「『そんな馬鹿な!』というシュチュエーションとシーンの連続。過剰に金をかけすぎて、まるで映画『ダイ・ハード』のような飛行機アクション作品に仕上がってしまった。見所は米倉のセクシーな胸元と美脚ぐらい。ヒットすれば映画のシリーズ化が計画されていたが白紙になってしまった」(同)
これまでの米倉の最大の当たり役いえば、テレ朝ドラマの松本清張シリーズ「黒革の手帖」で演じた悪女役。
映画化した「交渉人」が不振だったとあっては、次の一手を打つ必要がありそうだが、次回作がかなり期待できそうだという。
「『交渉人』の映画版では前面に押し出していたが米倉の売りはその美貌とお色気。悪女役一辺倒では飽きられてしまうので、これまで演じたことがない役柄に多少の露出も覚悟する体当たりで挑めばおそらく新境地が開拓できるはず。小林麻央と結婚した元恋人の市川海老蔵よりも仕事を選んで仕事ひと筋という感じだから、今後も新たなことにチャレンジする意欲にあふれている」(テレビ局関係者)
米倉は次回作選びに慎重になりそうだ。