上下のハンデ差は、たったの5キロ。確固たる軸馬がいないことの表れで、どの馬にもチャンスがある。
その中で、狙って面白いのは究極の上がり馬ニシノステディー。後続に影を踏ませずワンサイドで逃げ切った、前走の火打山特別は圧巻。
最後はもう一度伸びて、1分20秒6と好タイムを記録したように、能力は高い。実際、過去に、阪神JF(3)着、桜花賞TR・チューリップ賞(2)着馬ライステラスと再三、勝ち負けを演じてきた実績の持ち主。
まだ、底が割れていない3歳馬でプラスアルファは大きいし、昇級の壁は皆無に等しい。まして、ハンデは51キロと裸同然。〈2100〉と得意の新潟コースなら、ここも通過点に過ぎない。
◎3ニシノステディー
○15マイネショコラーデ
▲4ミクロコスモス
△1チャームポット、7ドリームスカイラブ
☆新潟10R「阿賀野川特別」(芝2200メートル)
ハンデレースが二つも続くのは、いかがなものか。しかも、ハンデ頭は定量より軽い56キロだから、何をか言わんや。
前置きはともかく、優勝の可能性が高いのは活きの良い3歳馬。その筆頭がアーセナルゴール。目下、2連勝中と充実ぶりは目を見張らせる。
二四、二二で連勝と、長距離適性は高く、スタミナは筋金入り。力を付けている今なら、菊花賞に夢をつなぐパフォーマンスが期待できる。
◎6アーセナルゴール
○2オーシャンブルー
▲9バイタルスタイル
△3トウシンイーグル、4ヒカルマンテンボシ
☆新潟9R「柏崎特別」(ダ1800メートル)
休み明け3戦目((4)(2)着)で完全復調成った、エクストラセックで今度こそ。
休養前に2連勝でこの条件を快勝している、格上馬でもある。人気でも逆らえない。
◎7エクストラセック
○3メイショウスクラム
▲11エーシンテュポーン、5ペパーミントラヴ
☆札幌11R「ポプラステークス」(芝2000メートル)
満を持して出走する、3歳の精鋭ショウナンマイティでいける。
春は弥生賞(4)着、青葉賞(5)着と強敵相手に好戦してきた実力の持ち主。ここは菊花所を見据えての1戦だが、休養中に心身とも成長を遂げており、ハンデ55キロなら負けられないところ。
◎13ショウナンマイティ
○2アロマカフェ
▲3ロイヤルクレスト
△7リリエンタール、12タカラサンデー
☆小倉11R「TVQ杯」(ダ1700メートル)
ハンデ頭(57.5キロ)キラウエアのリベンジ。
前走の麒麟山特別(5)着は、初めての新潟コース、道悪馬場など不利な条件が重なり不完全燃焼に終わったもの。それで、0秒7差なら悲観することはない。
すでにこの条件は勝っていて、実力を疑う余地はない。実績のある右回りコースに替わり、巻き返しは必至だ。
◎14キラウエア
○5タガノジョーカー
▲2プレファシオ
△10ブルロック、13コウユーヒーロー
※出馬表などのデータは、必ずJRA公式発表のものと照合し確認してください。