ドラマは核戦争勃発後の2065年が舞台。他惑星に人間を運び込んで人類絶滅を防ぐプロジェクトの中、宇宙船に乗せられた7人が、突然勃発した殺人事件を機にサバイバルを繰り広げていく様子を描く。
主人公・原口沙織役を演じた剛力は一週間で撮ったという本90分ドラマについて「撮影自体はすごく楽しくさせていただきました。緊迫したシーンの本当に直前までみんなで大笑いしていたりとか、共演者の方ともすごく仲良く撮影できました」と振り返り、「台本を読んでこれを一週間で撮れるものなのかなと思っていたけど、素敵な作品を撮れたのはキャストやスタッフのおかげ」としみじみ。
舞台は2065年だが、「2065年と言われても想像ができない。自分がその時になったら何をしているだろうと考えます。いい技術があればのぞいてみたいし、日本がどうなっているか知ってみたい気もあります。でも、もし今の年齢で飛び込んだら焦るでしょうね。何をしていいかわからないと思います」と感想を述べ、サバイバル環境という剛力の明るいキャラからは想像もつかないシリアスな展開に、「もし本当に実生活でサバイバルが起きたらどうしますか?」という質問が飛ぶと、「あまり参加はしたくないですね…」と困り顔。
「実際、本当にそうなってしまうと部屋に閉じこもってしまうかもしれません。沙織のようにあそこまで勇敢に立ち向かえないでしょうね。みんなで仲良くしようって気持ちはあるので、一回はみんなを説得しようとするかもしれませんけど…」と述べつつ、「でも、だからこそそういう時は主人公の沙織のように冷静になりたい。動揺しながらも内容を把握して、(起きていることを)素直に受け取れる柔軟さみたいなのは持ちたいなと思います」と話していた。
(取材・文:名鹿祥史)
ドラマ「ジャングル・フィーバー」はNHK BSプレミアムで11日21時から放送