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櫻井翔が校長先生役を熱演

 アイドルグループ嵐のメンバー、櫻井翔(35)の主演ドラマ「先に生まれただけの僕」(日本テレビ系)の第一話が、10月14日に放送された。

 同ドラマは、バラエティ番組「嵐にしやがれ」(日本テレビ系)の3時間スペシャルが放送終了後、CMを挟まずに放送が開始されたが、注目が集まったのは、櫻井の役柄だ。

 櫻井が演じた役は、元々商社マンとして働いていたが、閉校間際の私立高校に出向を命じられ校長先生として勤務を開始していく、といった役柄だ。櫻井ほどの年齢の校長先生は、日本中探しても、まず存在しないだろう。

 そんな異端な校長先生を演じた櫻井だが、奨学金制度について、まだハッキリと理解できない生徒に対し、奨学金は借金だと熱演したシーンは印象的で、力説しても生徒には伝わらず逆に怒られてしまうところも、リアリティを感じさせた。

 演技力が高く評価されている二宮和也や、「花より男子」などのヒット作がある松本潤など、嵐には、俳優としても評価されているメンバーがいるが、櫻井には代表作といえる作品が無く、「棒演技」との評価もあるほど俳優としての評価は低い。

 報道番組「NEWS ZERO」(日本テレビ系)で、ニュースキャスターを務めていることからわかる通り、嵐の中でのポジションは、インテリ系と言える櫻井。同ドラマでの櫻井の役柄も、同じくインテリ系なことから、同ドラマの視聴者からはハマり役だという評価もあり、今後の展開も期待されているだろう。

 だが、一方で物語自体が単調だ、との評価もある。これまで、多数の学校モノが放送されてきたため、先の展開が読みやすく、学校が舞台のドラマに飽きてしまった視聴者もいるだろう。同ドラマは、至って堅実なドラマであるが、視聴率の獲得が難しい現在のテレビ業界では、大ヒットは難しいかもしれない。

 櫻井にとって、同ドラマは4年半ぶりの連続ドラマ主演作となるが、櫻井の代表作といえるほどのヒットを記録できるのだろうか?

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