秋のGI戦線を占う意味でも意義の深い1戦。本命には唯一頭の3歳馬コディーノを推す。朝日杯FS2着、皐月賞3着が示す通り実力は紛れもなくGI級。加えて、ハンデ並みの斤量54キロ、3戦3勝(うち、東京スポーツ杯はレコード)の距離実績など好材料が目白押しだからだ。また、3歳馬は近3年、2勝、2着3回と活躍は目覚ましい。完成の域に達した古馬に対して、成長力が大きい証しでもちろん、コディーノも例外ではない。飛躍の秋を迎えベストパフォーマンスが期待できる。相手は、末脚確かなショウナンマイティと、コース巧者のダークシャドウ(1昨年優勝)。実績馬のエイシンフラッシュは、休み明け+距離不足の1800メートルとマイナス材料が重なり抑えの評価が妥当。
◎9コディーノ
○5ショウナンマイティ
▲1ダークシャドウ
△6エイシンフラッシュ、7クラレント
☆東京10R「テレビ静岡賞」(ダ1400メートル)
満を持して出走する、オールドパサデナでいける。ここまで<4200>と、コース実績は群を抜く。そのうち、1400メートルは<2100>と、これまたライバルを圧倒。まさしく、勝利の方程式に当てはまる。降級戦を一発回答。準オープンに復帰したが、現級で再三勝ち負けしてきた実力を疑う余地はない。差し切りが決まる。相手は、インディーズゲーム。小差3着と好走した前走の内容は評価でき、さらに条件が好転したここは好勝負必至。
◎9オールドパサデナ
○5インディーズゲーム
▲11タマブラックホール
△4アンリヴィールド、7コウセイコタロウ
☆新潟11R「信越ステークス」(芝1400メートル)
休み明け2戦目で上積みの大きい、ゴットフリートにチャンス到来。その前走、京成杯AHは歴戦の古馬勢相手に3着と好走、地力強化の跡を見せつけている。もともと、朝日杯FS3着、共同通信杯2着が示す通り実力は確か。休み明けを使って軌道に乗ったとなれば、大いに期待できる。据え置きのハンデ53キロ+メンバー構成にも恵まれた。相手は、もう1頭の3歳馬シャイニープリンス。破竹の3連勝でオープン特別を制した実力はゴットフリートとは言わせない。好勝負だ。
◎8ゴットフリート
○1シャイニープリンス
▲13モグモグパクパク
△4エーシンハーバー、14ザッハトルデ
☆京都11R「京都大賞典」(芝2400メートル)
GI4勝の実力馬、ゴールドシップが貫録勝ちを決める公算が大。オルフェーヴル、キズナといった超一流馬のいないここで取りこぼしは許されない。人気でも素直にこの馬から入るのが賢明だ。2着争いは混戦だが、その筆頭はトーセンラー。春の天皇賞は2着と好走、ゴールドシップ(5着)に先着している。自分の庭同然のコース(全3勝)でもあり、好勝負に持込みそう。
◎12ゴールドシップ
○11トーセンラー
▲7ニューダイナスティ
△3デスペラード、4アドマイヤラクティ
☆京都10R「平城京ステークス」(ダ1800メートル)
波乱含みのハンデ戦で予断を許さないが、前走でこの条件を快勝しているヴァンヌーヴォーに期待。トップハンデ57.5キロは微妙だが底力で克服できるはず。まして、京都1800メートルは2戦2勝のベストの条件だし、2連勝の可能性は十分だ。相手は、このクラスの安定勢力エーシンリボルバー。落馬直後だが、敢然と出走してきたのは影響のない証拠。好勝負に持込みそう。
◎4ヴァンヌーヴォー
○10エーシンリボルバー
▲6スズカルーセント
△1トミケンアルドール、9トーセンケイトゥー
※出馬表などのデータは、必ずJRA公式発表のものと照合し確認してください。