06年オフ、ポスティングシステム(入札制度)を行使して、米国に渡り、レッドソックス入りした松坂。1年目(07年)は15勝(12敗)、2年目(08年)には18勝(3敗)を挙げて、怪物ぶりをいかんなく発揮した。
しかし、メジャーで活躍できたのは、この2年だけだった。09年は右肩などの故障で、4勝しか挙げられず、10年も9勝止まり。
11年は開幕早々、右ヒジの異常を訴え、6月10日に手術を受けた。丸1年後の12年6月9日、メジャー復帰を果たしたが、本来の投球にはほど遠く、1勝しかマークできなかった。シーズン後、6年契約が切れ、FAとなった。
13年はインディアンスとマイナー契約を結んで、メジャー昇格を目指したが、チャンスがもらえず、同年8月に契約解除。メッツに新天地を求め、先発で3勝を挙げた。
14年は若手優先起用の状況下で、リリーフ登板が多く、先発はわずか9試合。残した成績は3勝3敗1セーブ、防御率3.89だった。
あくまでも、先発にこだわる松坂は日本球界復帰を決断。ソフトバンクと3年総額12億円(推定)プラス出来高の破格の契約を結んだ。
右ヒジの手術から復帰後、3シーズン、全く結果は出ず。3年間で7勝(13敗)しかマークしていない松坂は、果たして、9年ぶりの日本球界で復活を遂げられるのか?
そこで、「Yahoo!ニュース」では、「ソフトバンク・松坂大輔投手は何勝できると思う?」との意識調査を、1月16日〜26日に実施。11万7186票(男性=87.7%、女性=12.3%)の回答があった。
松坂には最低限2ケタは勝ってほしいところだが、その調査結果では、「10〜14勝」が2万3038票(19.7%)、「15〜19勝」が2443票(2.1%)、「20勝以上」が1454票(1.2%)と非常にシビアなもの。2ケタ勝利を予想したファンは、全体のわずか23%。
逆に、「5〜9勝」が6万5411票(55.8%)と圧倒的で、「0〜4勝」が2万4840票(21.2%)。実に77%のファンが1ケタ勝利を予想している。
寄せられた意見を見ると、「全盛期に比べると、力の衰えは否めない」「米国でダメなものは、日本でもダメ」「ケガなしで1年間ローテ−ションを守れるとは思えない」といった厳しい声が多かった。
年俸4億円(推定)となると、球団もファンも15勝前後は期待したいところ。ファンの見る目はシビアだが、その予想を覆して、“怪物復活”はなるか?
(リアルライブ編集部)