そんなHKT48がなぜ高いバラエティ力を身につけたのか。メンバーの松岡菜摘は、「さっしー(指原莉乃)が来たので、そこからバラエティは厳しくなった」と説明し、田中菜津美は、指原から、「できないって言葉はなし」と指導されていることを明かした。
そんな指原だが、過去にある番組で、HKT48のメンバーに禁止している「できない」ことがあった。それはバンジージャンプだ。2009年にAKB48の冠番組「週刊AKB」に出演した指原は、板野友美(卒業)、河西智美(卒業)、仁藤萌乃(卒業)らとともに、橋の上からのバンジージャンプに挑戦。しかし、先輩の板野、河西、同期の仁藤が飛ぶ中、ひとりだけ飛べなかった。そして、「リベンジ」を希望した。仁藤の協力のもと、再びチャレンジするも指原は、「無理」を連発。結局、飛ぶことができず、スタジオでその様子を見ていた秋元才加(卒業)から、「出来ないんだったら、リベンジしますとか簡単に言っちゃいけない」と説教された。
ただ、この「バンジーが飛べなかった」ということで、その後、指原は“ヘタレキャラ”として最初のブレイクを果たす。今ではAKB48グループの枠を超えてバラエティ番組で活躍している。何がきっかけでブレイクするかわからないというのも、指原を見ていれば事実だろう。
現在では、HKT48メンバーに「できないって言葉はなし」と指導している指原。最近でも、「安倍総理に頼まれても(バンジーは)やらない」とコメントしていたが、ぜひ、もう一度、挑戦して、「できないって言葉はなし」を自身が証明してもらいたいものだ。