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AR共和国杯(JpnII、東京芝2500メートル、9日) 虎穴馬券が推奨 大穴はコレだ!

 今週の東京競馬は「第46回AR共和国杯」(JpnII、芝2500メートル、9日)がメーン。GIの谷間だが、個性派が勢ぞろいしたうえに、上下9キロのハンデ差があり、馬券的には面白い一戦になった。先週、精進湖特別の3連単9万5550円、土曜福島4Rの3連単10万9890円をはじめ、ヒットを連発した本紙の穴馬ハンター・虎穴馬券は、ヤマニンアラバスタに自信の◎を打った。

 過去10年で1番人気は3連対、ハンデ頭にいたっては2連対と苦戦の傾向にある。それでは今年、トップハンデを背負わされ、最も支持を集めそうなアルナスラインはどうか。菊花賞2着の実績、内田騎手への鞍上強化など強調材料はそろっているが、GI以外の重賞でも(3)(2)(5)着と勝ち切れないことを踏まえると生涯、善戦マンで終わる可能性も否定できない。
 いずれにせよ、7番人気以下の伏兵が過去10年で9連対…言葉は悪いが、要は何でもありの一戦。ここは7歳の熟女ヤマニンアラバスタで勝負だ。
 本命に推す根拠は2つある。まずは昨年のレース内容。直線で外を大きく回るロスがありながら、一瞬突き抜けそうな鋭い伸び脚を見せて0秒2差5着。鞍上がテン乗りだったため、直線でヨレる場面もあり、実にもったいない競馬だった。
 もうひとつは主戦の江田照騎手が復活の手応えをつかんでいることだ。「休み明けの関屋記念(12着)は距離が短かすぎたし、新潟記念(12着)もサッパリだったが、府中牝馬Sでは好調時のときのように伸びてきた」。さらに、肝心のデキについても、「ケイコは使っているから軽めだったが、ここにきてホントに良くなっている。何より、脚元を気にするところがなくなったのがいい」と太鼓判を押した。
 江田照は2005年、アラバスタとのコンビで新潟記念→府中牝馬Sをぶっこ抜いている。「昨年の54キロから2キロ軽い52キロになるし、いいことがあるように頑張りたい」。当時の背中を知る男からこれだけ景気のいい話が出たとなれば、軽くは扱えない。しかも、江田照はいわずと知れた穴男。天災は忘れたころに…といったら失礼だが、昨年の東京新聞杯以来、重賞勝ちがないのも、かえって不気味だ。
 ちなみに、当日は母父タマモクロスとともに一時代を築いたオグリキャップが来場する。競馬はブラッドスポーツ。かつてのライバルを前に、脈々と流れるおじいさんの血が騒ぐかもしれない。

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