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巨人開幕ローテに赤信号 経験足らずの二軍選手と新人を大量投入か

 原巨人は故障者と不振者が続出し、“野戦病院”状態で開幕を迎えることになりそうだ。
 野手陣は選手層の厚さでカバーしていくというが。しかし、投手陣の方はそうもいかないらしい。
 「杉内、内海の両左腕を外した6名の先発ローテーションを編成することになりそうです。そうすることで、経験値の少ないも起用せざるを得なくなり、開幕1カ月は勝率5割ラインを行ったり来たりということになるのでは」(プロ野球解説者)

 内海哲也(32)は左前腕部の炎症、杉内俊哉(34)はオープン戦での登板で調整失敗。ローテーションに入れることできない状態だ。開幕投手は菅野智之(25)が予想されているが、二番手以降が頼りない。
 「新人の高木勇人(25)の評判がいい。菅野も本調子ではないので、『思い切って、この高木を開幕投手に抜てきしても』と推すOBもいるくらいです」(スポーツ紙記者)

 高木は海星高校(三重県)から三菱重工名古屋に進み、社会人4年目でようやくプロ入りの夢が叶った苦労人。3位指名なので、さほど有名なドラフト候補ではなかったわけが、本人は指名直後から張り切っており、現巨人投手陣のなかで最も仕上がりがいいと伝えられている。しかし、その仕上がりがよすぎるため、巨人首脳陣は起用法に頭を悩ませているという。
 「入団交渉の段階で『救援向きの投手だと思って指名した』と伝えているんです。先発、救援の両方の経験があるからか、本人はリリーフでの起用法に異存はないとし、そのつもりで調整してきました」(球界関係者)

 高木勇はドラフト後に巨人が指名挨拶を行った場で「100試合投げます!」と頼もしいことを口にしていた。目指すは同じチームの山口鉄也のポジションだったはずだが、先発投手があまりに駒不足で、高木勇を先発ローテーションに組み込もうかという話が浮上した。どうしても先発投手が足りないならばそうするかもしれないが、原監督はそうは考えていなさそうだ。
 「高木勇を勝ちパターンの救援で使うならば、高木が今季のキーマンになるのは確実です。抑え投手に転向した澤村拓一がモタモタしているようなら、マシソンとこの高木でその代役を争うことになる」(前出記者)

 高木をセットアッパーでフル回転させ、マシソン、澤村で逃げ切る。これが前半戦における原構想のようだ。見方を変えればそれは、先発陣は5〜6回で降板させることが前提という意味である。
 「先発の主軸は菅野。しかし、菅野は昨年に痛めた右肘をかばうような投げ方をしており、無理をさせたくない。長いイニングを投げさせないよう、首脳陣も配慮していくはず」(同)

 本来であれば完投もしくは長いイニングを投げることができる菅野だが、今年はそうはいかない。先発ローテーションは菅野の他に新加入のマイコラス、ポレダ、小山雄輝、救援から転向する西村健太朗で編成される。菅野に無理をさせないため、新人を酷使して使い捨てにするようなことは避けたい。だが、巨人は選手層が厚いようで、二軍選手や控え選手は実戦経験が足らずに実力が出し切れないということが多い。
 ひょっとしたら、巨人が話題の中心にしたいで高卒野手の岡本和真のスタメンデビューもかなり早い時期に見られるのではないか。

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