クラシックをはじめ、秋のGI競走が間近に迫っているため、やむを得ずの処置なのはわかりますが、まだJRAから終息宣言は出されていないのも事実です。実際、すぐ隣の南関東では3日に船橋で9頭、川崎で2頭の陽性馬が出ています。
71年の馬インフルエンザの流行も、今回のそれも、中央競馬の馬の感染が先で、地方競馬に広がるという図式は同じです。地方競馬の開催中止が全国の競馬場に及んでいるなか、感染源、感染経路の究明もせず、終焉会見もせずに、検疫を開放した今回のJRAのやり方には首をかしげざるを得ません。
1回、馬インフルエンザにかかった馬は抗体ができますが、まだまだ陽性馬がいる可能性があるなかで、放牧先の陰性馬を入厩させればインフルエンザに感染することは十分に予見できることです。何か圧力でもかかったんでしょうか?平成4年の調教ストの時は半日、調教を行わなかっただけで組合員(厩務員)の担当馬は登録すら受け付けなかったんですけどね。
今の日本は政府、相撲協会、JRA等、問題点をしっかり究明せずに、うやむやにし、終わらせることが多すぎますね。