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金をバラまかなくても好かれる客 新規開拓で試したい“敬語使いキャラ”

 キャバクラでモテたためしがない。というのであれば抜本的に戦術を変えるべきだ。

 簡単に出来て効果が期待出来るのは、『口から出る全ての言葉を敬語にする方法』だ。語尾に“ですます”をつける。敬語というと堅い感じだが、徹底して使ってみると、そぐわない場所ほどその人物に一風変わったオモシロ味を加え、キャラ立ちできる。
 女の子のナマ脚に見とれたとしても、「あんまりキレイな脚で、思わず見とれてしまいました」こう言われて気を悪くする女はいない。「先日とても美味しいイタリア料理の店を見つけて、よかったら今度ご案内しますよ」と丁寧に誘ってくれる相手の場合、断り続けるのも失礼な気がして来る。
 敬語は目下の相手にこそ効果を発揮する話し方のテクニックである。夜の世界で男は威張り、女性を見下す傾向が強い。一段低い相手と見なされているのはホステスが一番感じている。そこへ自分に対して常に丁寧に接してくれる相手がいれば一目置くのは当たり前。その男性は客ではあるが、“自分を大事に扱ってくれる人”という位置に昇格できる。
 新規開拓をする際は、試しに敬語キャラに徹してみてはいかがだろうか。

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