13日、川崎競馬場で行われた「第36回戸塚記念」(SIII 2100m 3歳)は、今野忠騎手騎乗の5番人気・ロングウェーブ(牡、船橋・松代眞厩舎)が、中団追走から上がり3F40秒6のメンバー最速タイの末脚で直線を抜け出すと、追い込んだパルパディアを1馬身差抑えて勝利した(勝ち時計2分16秒2・重)。
戸塚記念TRの前走は直線だけで3着。コース、距離適性はすでに証明済みだったが、「元々力のある馬」と松代師が期待していた素質馬は叩き3戦目できっちり結果を出し、師に南関重賞初制覇の栄冠をもたらした。次走は未定だが、今野騎手も「もっと良くなりそう」と先々に期待を寄せており、師が「競り負けないし、長くいい脚を使うタイプ」と評価するだけに主戦場は中長距離になりそうだ。
クラシック戦線をにぎわしたロイヤルボスは「道中手ごたえがなかった」と繁田騎手も頭を傾げる行きっぷりの悪さ。浮上のきっかけをつかめず8着に敗れた。
2着パルパディア
町田直騎手「悔しい。よく伸びてくれたけど、直線では頭が上がっていたし一杯でした」
3着ブルームテキ
内田博騎手「スーッと行ってしまったけど、予定より先頭に立つのが早かった」