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阪神C 7Fのスペシャリスト・エイシンドーバーが反撃態勢

 主役を食う!「第2回阪神C」(JpnII 阪神芝1400m 16日)の追い切りが13日に行われ、伏兵エイシンドーバーが文句なしの仕上がりを示した。久々のマイルCSは7着に終わったが、こと1400mは京王杯SCレコードVをはじめ、阪神でも今春に阪急杯を制している。文字通り、7Fの申し子が叩き2戦目で本領発揮だ。
 すべての条件が好転している。京王杯SCを制した1400mで、エイシンドーバーが仕切り直しの一戦に臨む。
 前走のマイルCSは7着。力負けというより悪い条件が重なった。「スタート直後に他馬と接触してひるんでしまった。それで位置取りが悪くなったのがすべてですね」と湯浅助手は振り返った。「並んだら強いんだけど、そういう競馬をさせてもらえずに終わってしまった」と悔しそうだ。

 もうひとつは安田記念から5カ月半ぶり、ぶっつけでのレースだったこと。本来、鉄砲駆けするタイプとはいえ、並み居る強豪がそろったGIレースではさすがに厳しかった。
 前走後はここ目標にしっかり乗り込まれ、「ひと叩きした上積みは確実にある」とうなずいた。カイバ食いに若干、不安のあるタイプで東京、中山などへの長距離輸送には不安を残すほど。それだけに「夏場に比べて冬場は食欲が安定して馬体重を気にせず調整できる」というメリットもある。
 距離短縮も大きなプラス材料だ。芝の1400mは<3100>とパーフェクト。マイルでは少し甘くなるが、この距離なら最後までしぶとさを発揮できる。
 「阪神千四なら並んで強いこの馬の競馬ができるはず。巻き返しは十分期待できるでしょう」と話していた。

 【最終追いVTR】1000万のグランプリペガサスを1馬身後方から追走して前半で早々と追いついた。中間地点で2馬身前へ出ると、そのままの勢いで最後は5馬身差突き放した。追ってからの反応も抜群で調子は文句なしだ。

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