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元女子プロレスラー亜利弥'さんの訃報、“ジャガー横田の夫”木下博勝教授が惜しむ

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画像はイメージです

 吉本女子プロレスJd'や、大日本プロレスをはじめ、晩年はフリーランスの女子プロレスラーとして、プロレスのみならず格闘技の世界でも活動していた元女子プロレスラーの亜利弥'さん(本名 小山亜矢)が、27日午前5時25分に亡くなったと、プロレスリング・ゼロワンが公式ホームページで明らかにした。

 亜利弥'さんは、2016年に開催した自身のデビュー20周年記念興行の発表記者会見で、「乳がんのステージⅣで余命宣告をされている」と告白。昨年の4月、20周年記念興行の試合後に「もう一度リングに立つ」とファンと交わした約束を守るべく、引退記念興行を開催。既にがんは骨に転移をしており、受け身を取れば「骨折する可能性が高い」というリスクの中、見事に闘い抜き引退試合を締めてみせた。

 引退後は、Jd'時代の同期だった小杉夕子さんや、阿部幸江さんと食事を楽しむ姿がSNSにアップされるなど、容態は安定しているものと思われていたが、突然の訃報にレスラー仲間や関係者からは故人を悼む声が続出している。

 同じ和歌山県出身の同郷で、同い年ということもあり、最期まで親交があったゼロワンの田中将斗は「同級生の元女子レスラーの亜利弥'がお亡くなりになった。昨日試合終わりで駆けつける事ができ、話しかける言葉に意識もない状態ながら、手が少し動いたのはわかってくれたのか?今日最後にお別れしてきたけど、頑張り戦い続けた小山は強かった。ありがとう。ご冥福をお祈りいたします」とSNSで哀悼のツイート。他にも葛西純、里村明衣子をはじめ亜利弥'さんの死を悔やむ声は絶えない。

 そんな中、亜利弥'さんの師匠であるジャガー横田の夫、木下博勝鎌倉女子大学教授はブログを更新し「亜利弥'がきっかけで、僕の今の家庭があります。亜利弥'には、感謝の気持ちしか有りません。僕の母は、亜利弥'に弟の嫁になってほしいとお願いした程、優しい、芯の強い人でした。乳ガンが発見された時も、こっそり相談されました。加療をすすめましたが、ついにこんな日が来るとは...」とジャガーとのキューピッド役を務めてくれた亜利弥'の死を悼んだ。

 その他にもJd'時代の仲間たちに話を聞いたが、一様に「早すぎます」とショックを受けている様子で、言葉になっていなかった。

 私自身も会場だけの付き合いではあったが、Jd'時代から親交を持たせていただいていた。どんなにブランクが空いても顔を合わせれば常に笑顔というのが、亜利弥'さんに対しての印象だった。最後に会ったのは昨年の引退試合前のこと。「絶対に頑張るんだよ」と声を掛けたら、笑顔で「ありがとうございます」と返してくれました。

 天国でも持ち前の笑顔で、今度はトップのベルトを巻いてもらいたいですね。

 亜利弥'さんお疲れさまでした。

 ご冥福をお祈りいたします。

文・どら増田

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