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ハッシーの中央競馬新馬セレクション(3/8中山・3/8阪神)

 先週ピックアップした2頭。中山デビューの注目馬・ビューロクラートは、まずまずのスタートを切ると、少々力みながらの走りで2番手の位置取り。向正面入り口では力みが取れ、折り合って流れに乗る。残り800mあたりからペースが上がると、3、4コーナー中間から鞍上が促し始め、直線入り口では早くも先頭に立つ。追われてスッと反応したが、思いのほか伸びず坂にさしかかったところで後続につかまってしまい4着。前半少し力んで走っていたことや跳びが大きいこと、馬自身が下を気にしていたことなど敗因は明確。良馬場であればあっさり勝ち上がるだろう。所変わって阪神デビューの注目馬・アルピニストは、まずまずのスタートを切ると、馬の行く気に任せた位置取りで後方3、4番手の位置取り。道中は折り合っていたが、スローペースにも関わらず行きっぷりが悪かった為、向正面中ほどから促しながらの追走。3コーナー入口から本格的に追われ、少しずつポジションを上げていく。直線に入るとサンエルピスと併せ馬になり2頭で先頭を追うが、直線入り口で付いていた差が大きく差し切るには至らず3着。まだ余裕残しの体つきだったこともあり、反応がイマイチであった。それでも脚が上がることなく伸び続けたのは力がある証拠。一度使われて反応が良くなる次走は勝ち負け。

 今週の中山デビューの注目馬は、3月8日(土)第5Rダート1800m戦に出走予定のダークファンタジー。馬名の由来は「暗闇のファンタジンー。母名より連想」。牡、栗毛、2011年2月12日生。美浦・藤沢和雄厩舎。父ゼンノロブロイ、母マジカルファンタジー、母父Diesis。生産は千歳市・社台ファーム、馬主は山本英俊氏。母は08年デルマオークス(GI)や09年イエローリボンS(GI)などGIを4勝した名牝で、本馬は最初で最後の産駒。パッと見た第一印象は筋骨隆々でパワフルな馬体の持ち主。トモには幅があり容積も十分だが、それ以上に上腕、肩、胸前から頸に広がる前駆のボリュームがGood。芝かダートかといえば断然ダートが良い造り。頸が太く短めで背中が余り長くない感じから、距離はマイルから2000mくらいが良さそうだ。調教内容は藤沢厩舎らしく馬也中心であるが、2月からここまでの追い切りは様々なジョッキーが騎乗しておこなわれており、質、量ともに申し分なし。初戦から。

 阪神デビューの注目馬は、3月8日(土)第4Rダート1200m戦に出走予定のアンゴスチュラ。馬名の由来は「マンハッタン(カクテル)で使用する苦味酒の原料」。牝、鹿毛、2011年2月7日生。栗東・安田隆行厩舎。父ダイワメジャー、母マンハッタン、母父アフリート。生産は安平町・ノーザンファーム。馬主はキャロットファーム。愛馬会法人・キャロットクラブの募集馬で総額1800万円。半兄には08年北海道2歳優駿(JpnIII)を勝ったメトロノース(父アドマイヤコジーン)がおり、近親には02年オグリキャップ記念(GII)や02年ブリーダーズゴールドC(GII)を勝ったアルアラン(父アルカング)や、08年エイジアンウインズが勝った阪神牝馬S(GII)で3着に入り全5勝を挙げたパーフェクトジョイ(父ステイゴールド)がいる活力ある血統。本馬はどっしりとした重量感ある馬体をしている。牝馬にしては腹袋がしっかりしており内臓面は強そうだ。胸前は広く現時点ではトモよりも前駆の勝った造りで、ダイワメジャー産駒らしく切れよりもじわじわと長い脚を使うタイプだろう。なお、鞍上には川田将雅騎手を予定している。

※出走予定競走には、馬の体調、抽選非当選により出走しない場合があります。

<プロフィール>
ハッシー
山梨県出身。北海道・浦河にある生産牧場での牧童経験を活かし、馬の適正を見極める。特技は寝わら上げ。本サイト毎週火曜掲載の「ハッシーの地方競馬セレクション」、土曜掲載の「ハッシーのロックオン〜狙ったレースは逃さない!〜」も担当している。

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