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谷やんの地獄耳 秋華賞 レッドディザイアがラスト1冠へ背水の陣

 −−前哨戦のローズSは2着と不覚を取った。
 松永幹調教師「前走の仕上げでも『勝てる』と踏んでいましたが、今思えば、調教が手ぬるかったんでしょうね。ただ、2着だったとはいえ、あのレコード決着と同タイムで走ることができた。速い時計に対応できたのは収獲でしたね。負けたのは悔しいけれど、悲観するほどではありませんよ。体重が増えていたのは成長分。あれが影響したとは当然考えていません」

 −−先週は珍しくWコースで追い切った。
 松永幹師「左手前で走るのが好きな馬だから、右回りではどうしても手前をうまくかえられない。課題を解消する意味で、先週は初めて下のコースで追い切りました。中間も長めに乗り込んできて、馬自身に力がついてきたんでしょう。楽に走れるようになってきましたし、そのへんの効果もあると思います」

 −−TRと違って、今回は直前もハードに追われました。
 松永幹師「前回が手ぬるかったのもあるし、併せ馬で最後までしっかりやりました。良かったですね。動きすぎるぐらい調教は動くので、サジ加減が難しいんですが、うまく負荷をかけることができました」

 −−大一番に向けて、意気込みのほどを。
 松永幹師「ローズSの結果以外はすべて予定通りにきました。春の時点でもかなり完成していたから、そんなに大きく変わった感じはしないけど、調教自体は楽にこなせるようになった。そのあたりは成長しています。桜花賞からちょうど半年、馬もいろんな経験を積んできたし、ぜひいい結果につなげてほしい。やることはすべてやった。あとはこのまま競馬を迎えるだけです」

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