「俺にチャンスをくれよ。多分8年後かな、俺は大統領になるよ」
政界入りに向けて熱意のあるジェイZだが、中間投票で惨敗した民主党バラク・オバマ大統領に失望したわけではないという。
BBCニュースビートでジェイZは、「誰かの事を判断する為には、その人たちが受け継いだ物を判断しなくちゃいけないよ。オバマは過去最悪の経済状況、戦争、とにかくアメリカの歴史上最悪な時間を受け継いでしまったんだ。だからその問題をオバマが解決出来ると思う? ってことだよ。まあ、みんな、オバマの事を神様だとは思っていないだろ?」「オバマは人間だよ。問題解決の為の時間が必要なのさ」「ある成功や夢を実現するには、山や谷を超えていかなくちゃならない。今はまだ2年間だよ」と話した。
ジェイZは、大統領に就任してからオバマ大統領と知り合いになり、元大統領のビル・クリントンとも食事を共にしたことがある。
以前ジェイは、アメリカの大統領たちが自分の事を知っていたことには大興奮したと告白していた。
ニューヨークの貧困地区で育ったジェイZは、「自分の生まれとはかけ離れすぎた人たちだから、信じられないよ。どの政治家たちからも無視されていた子供の1人だったからね。誰が大統領になっても、俺らの住んでいる地域に変化なんて生まれないだろうと思っていたしね。だから投票になんて誰も行かなかったよ」「そんな俺にとって、オバマ大統領と対面したり、ビル・クリントンと夕食をとるなんて有り得ないことなんだよ。俺の出身地なんてとにかく別世界だから大興奮さ。とにかく政治家たちから無視されていた。まあ、一般的にアメリカから無視されていたってことさ」