片山陽加は3期生としてAKB48に加入。同期は柏木由紀、渡辺麻友など。AKB48の冠番組などでは、“ババアキャラ”として後輩たちからもイジられることが多かった。ある番組では総合プロデューサーの秋元康氏から「団地妻みたい」とイジられていた。しかし、同期の渡辺麻友や柏木由紀が多くのメディア露出を与えられる中で、決して恵まれた環境ではなかったのも事実であった。
ただ、グループの中でも、ダンス、歌唱力はトップクラスであり、劇場公演では、その安定感からファンからの信頼は厚かった。そして、決して派手ではないものの、グループとしての活動以外でも舞台やミュージカルに精力的に出演していた。そんな彼女の努力はファンも認めるところであり、総選挙でも第3回以外はすべてランクイン。地方グループや新しいメンバーが増える中で、底堅い人気を得ていた。
ファンからは、「また、一人、AKB48の実力派が辞めてしまった」と卒業を惜しむとともに、今後の彼女の活躍に期待する声も大きい。