試合は両者の力比べ合戦で幕が開いた。愛川はアームホイップから首四の字、コーナに追い詰めキック3連発。対して栗原は愛川の髪の毛を絞りあげ投げつける荒技に観客席からはブーイングの嵐、なおも栗原はキャメルクラッチからレッグロックで攻め立てるが愛川はロープに逃げた。
反撃する愛川はドロップキック4連発から卍固めでVサイン、すかさず栗原も卍固めで笑顔のVサインで返した。一気に主導権を握りたい栗原は愛川の顔面めがけ低空ドロップキックを放ち、ロープを利用してのぶらさがり腕ひしぎ十字固め、場外にダウンした愛川めがけ栗原はコーナーポストからのフライングボディアタックを爆発させた。
中盤からは2人の意地の張り合い、愛川は栗原の顔面にエルボーを打ち込めば栗原はビンタで愛川の顔面乱射。
負けじと愛川は右ハイキックからラ・ゆずヒストラルで押さえこむがカウント2、愛川は立ち上がる栗原の後頭部に後ろ蹴りからカカト落としをぶち込むがこれもカウント2で返された。栗原もジャーマン、串刺しダブルニー、ドロップキックでフォールを狙うが愛川も必死に返した。最後は栗原が裏投げを狙った所で時間切れ引き分けのゴングが鳴った。試合後リング上でマイクを持ち愛川は「栗原選手は本当に女子プロレスの中心にいる選手だと改めて実感しました。私はまだまだ未熟ですがまた機会があればシングルをやっていただきたいと思いますが、いつかはタッグも組みたいと思います」と合体を願望し、続いて「私は一年前ここ新木場1stRINGでプロレスを始め、この1年間プロレス生活に全てを捧げて練習、試合をしてきました。この素晴らしいプロレスに出会えたこと、近くで温かく応援して下さった皆さんに出会えた事に感謝します」と超満員で埋まったファンに涙ながらに訴えた。
ドリームマッチ20分1本勝負
愛川ゆず季(時間切れ引き分け)栗原あゆみ
(アミーゴ・タケ)