勝つときは、すべてがスムーズにいくもの。「ゲートを心配していた」(川田騎手)というが、大外枠ということで、中で待たされることもなく、ポンと出られたし、道中は好位集団の後ろでもまれない競馬。しかも、前半の1000メートルを59秒0で引っ張ってくれて折り合いもバッチリついていた。「あとは追い出しのタイミングだけでした」と同騎手。直線、粘るレジネッタを交わしたところで、外からムードインディゴが猛追してきたが、ハナ差しのぎきって、3月のフィリーズレビュー以来、2つ目の重賞制覇を飾った。
「どちらが勝ったか分からなかったが、何とか頑張ってくれました。以前に乗った時よりも確実にパワーアップしています。次は距離が延びますが、この馬もまだ上積みがありますからね」と大一番に向けて意を新たにしていた。