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ローズS 伏兵マイネレーツェルが桜花賞馬とオークス馬を撃破

 秋華賞トライアル「第26回ローズS」(JpnII、阪神芝1800メートル、21日)は7番人気のマイネレーツェルが直線3頭の激闘を制した。勝ち時計は1分47秒3(重)。2着にも人気薄(9番人気)のムードインディゴが入り、3連単は15万超えの大波乱となった。戦前は桜花賞馬とオークス馬の再戦が話題になっていたが、レジネッタ(1番人気)は競り負けて3着、トールポピー(2番人気)はプラス14キロが影響したのか、直線で伸びあぐねて6着に終わった。

 勝つときは、すべてがスムーズにいくもの。「ゲートを心配していた」(川田騎手)というが、大外枠ということで、中で待たされることもなく、ポンと出られたし、道中は好位集団の後ろでもまれない競馬。しかも、前半の1000メートルを59秒0で引っ張ってくれて折り合いもバッチリついていた。「あとは追い出しのタイミングだけでした」と同騎手。直線、粘るレジネッタを交わしたところで、外からムードインディゴが猛追してきたが、ハナ差しのぎきって、3月のフィリーズレビュー以来、2つ目の重賞制覇を飾った。
 「どちらが勝ったか分からなかったが、何とか頑張ってくれました。以前に乗った時よりも確実にパワーアップしています。次は距離が延びますが、この馬もまだ上積みがありますからね」と大一番に向けて意を新たにしていた。

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