「さんま&EXILE 世界にひとつだけの歌」(テレビ朝日系)というスペシャル番組の時、人気モデルの小森純の“恋愛不幸話”を横で聞いていた貫地谷が、小森の元カレの勝手ぶりに思わず「え!?」と、ドラマのセリフのような言い方で聞き返した。司会の明石家さんま他、そこにいたゲストたち全部からカマトトぶりを指摘されていた貫地谷。演技に見えるが、これこそ、男に免疫のない女独特のウブな“ふり”。「私のような処女こそ最高!」処女である事がスティタスだと思っているからできる「ふり」だ。下ネタなどどこまでも受け流すこのタイプ。そのままうんと年を取ると、由美かおるになる。
以前、KAT-TUNの深夜番組に貫地谷が出たときも、そのノホホンぶりは炸裂した。ハーフのAV女優を泣かせ、オケツに般若の刺青があると言われている田中聖が、貫地谷の言われるままに、コップの水に硬貨を落とす遊びに熱中。完全に貫地谷に落ちている感じだった。男兄弟の次男で、男ばかりのジャニーズに所属し、寄って来る女は派手美人ばかりな田中にとって、貫地谷の「ノホホン処女」の持ち味は急所。ちなみに、外人女好きの赤西や、年上好きな亀梨などは、最初っから子供っぽい貫地谷の「硬貨落とし遊び」をバカにしていたようだった。
そんな田中の熱い視線も、(特にこういうタイプは眼中に無いため)無かったようにはじき返す貫地谷しほり。彼女には男を寄せ付けない、独特な何かがある。硬いゴム風船の中に住んでいて男が手を出すと、パンとはじき返す、そんな雰囲気だ。こういう人は西村知美や西田ひかるかみたいにある日突然、結婚相手が登場する。付き合う過程とか婚前交渉とか無くてもぜんぜんOKなタイプなのだ。
この先貫地谷は、オトナの女優として役幅が広がらない可能性もあるので、はやいとこ「水戸黄門」に入り込んで由美先輩の後釜を狙うべきだろう。(コアラみどり)