舞台あいさつで勝又監督は、同映画で藤江を起用した理由について、「企画の段階で、最初から藤江でなきゃダメだくらいの勢いでした」と語った。一方の藤江は、「勝又監督とは何度かご一緒させて頂ける機会がありまして、勝又監督の撮影方法がすごく好きでした。大変ではあるんですけど…(笑)、すごく、ワンシーンに力を入れてくださる監督なので、台本を読ませて頂く前から、勝又監督と聞いた時点で、やりたいと思いました」と振り返った。また、勝又監督は、「まだ言える段階ではないのですが…これまで、ずっと制服の女子高生を撮ってきたんですけど、藤江と出会って、制服じゃない藤江も見てみたいと思っています」と今後、再度の起用をにおわせると、藤江も、「本当ですか!」と喜んだ。
藤江が所属するAKB48グループでは、すでに今年も総選挙が開催されることが発表されている。「まだどこにも参加するとも書いてなくて…今、悩んでいるところなんですよ」と率直な思いを告げると、勝又監督は、「それはでないと。藤江だったら勝負をすると思うんで」と励ました。
藤江れいなは、舞台あいさつ後、リアルライブの単独取材に応じてくれた。映画「いつかの、玄関たちと、」のテーマのひとつとして“卒業”がある。藤江が所属するNMB48のチームMは、今月13日に村上文香、16日に三浦亜莉沙が卒業公演を行い、そしてキャプテンの山田菜々の卒業公演が4月3日に予定されている。藤江は、「一緒に頑張ってきたメンバーの旅立ちはすごくさみしいですよね」と語るも、「自分の夢があって卒業すると思うので、応援したいです。それに、卒業後に活躍してくれることによって、これからNMB48へ入りたいと思っている子へも、NMB48に入れば、もっともっと輝けるんだと思ってもらえると思うんです。ぜひ、そういう道を作って欲しいです」とエールを贈った。
また、藤江本人は自身の卒業について、「今年の5月で9年目になるんですけど、9年と考えたら、自分でもすごいなあって思うんです(笑)。でも、まだ卒業は考えていません。自分なりのタイミングを見つけて」と語った。まだ、卒業のイメージはできていないようで、さらに、「一緒にNMB48へ移籍をしてきた梅ちゃん(梅田彩佳)が26歳で続けているので、梅ちゃんを見ていると、私もまだ続けたいなって思います」とも語った。
さらに単独取材では、舞台あいさつで今年のAKB48総選挙への参加について明言はしなかった藤江に、改めて、総選挙について質問した。今回の総選挙は今までとは違い、参加するかどうか悩んでいることは確かなようで、「AKB48グループも世代交代している中、若い子がグイグイきていると思います。私はこれまでずっと同じくらいの順位を保ててはいるのですけど…やっぱり怖いという思いもあります」と語った。しかし、「でも、若い子たちに負けてられないという思いもあるので、参加して自分が今、どのくらいの位置に立てているのか、知りたいという思いもあります」とも。そして、最後には、「舞台あいさつでは、はっきりと言い切れませんでしたが…参加します!」と宣言。しっかりと参加を表明した。