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太田が若手芸人に仕掛ける試練とは? 爆笑問題、『サンジャポ』や楽屋の裏話、注目漫才師、新作DVDまで語りつくす!

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爆笑問題・田中裕二、太田光

 爆笑問題(太田光、田中裕二)が6月26日、DVD『2019年度版 漫才 爆笑問題のツーショット』を発売する。

 テレビで多くのレギュラー番組を抱えながらも、いまだに舞台に立ち続ける爆笑問題が、1時間超えのノンストップ漫才に挑戦する本作。今回で15弾目となり、政治、経済、文化、芸能など、平成を振り返る内容となっている。

 このたび、DVD発売を記念して2人にインタビューを実施。収録のことはもちろん、最近気になる若手まで詳しく聞いた。漫才のような掛け合いにも注目してご覧いただきたい。

ーー今年でシリーズ15弾目となります。今回の収録はいかがでしたか?

田中:ほぼ毎年やっているんで特に違いはないんですけど、ネタも撮影も平成最後の締めくくり(撮影日は令和元年がスタートする数日前)だったので、すごくタイミングが良かったですし、終わった後は満足感がありましたね。

太田:毎年って言っても1年空いているんで(昨年はベストネタセレクションをリリース)、全然やり方忘れちゃって、「漫才ってどうやんだっけ?」って。

田中:漫才自体はやってるだろ。

太田:感覚を戻すのは大変でした。

田中:もう嘘じゃねーか!

ーーこの収録は、太田さんの一人芝居、歌、アドリブなど、遊び部分を入れられる点において、長尺漫才の魅力が詰まっていると思います。

太田:テレビだと5分とか10分でダーッとネタを消化するから、まるでAIロボットかのようなね、工場みたいな……。

田中:例えがうまくないし(笑)、「マシンみたいなこと」って言いたいんでしょ?

太田:でも、これは時間を気にしないから、当然遊びの部分は増えてきますよね。

田中:自由度が増すので、太田が一人で暴走したり、ネタによっては「分かる人いんのかよ!」みたいなものがあったり……。僕らはダーッと間髪入れずに畳み掛ける漫才もやるんですけど、そうじゃない落ち着いたトークっぽいテンポで出来るので、そうすると落ち着いて……。

太田:オフ会みたいなね。

田中:オフ会とは全然違うけど(笑)。いわゆる緩急がついていいと思います。

ーーネタの中には、平成を振り返るシーンもありました。お2人が平成の中で印象に残っているニュースはありますか?

田中:やっぱりオウムですかね。リアルタイムで経験したし、ちょっと間違っていたら自分が被害にあったかもしれないっていう。あれだけの大きな事件が、自分の隣にいる感覚っていうのは最も自分の中で大きな事件ですかね。

太田:やっぱり俺は松島トモ子……。

田中:昭和だよ!

太田:じゃあ船場吉兆ですかね。

ーー(笑)。当時もよくネタにされていましたよね。

太田:いまだにするから(笑)。

ーープライベートはいかがですか?

田中:タマ取ったこと(精巣腫瘍のため左側の睾丸摘出手術を行った)にしとこうかな。プライベートでも仕事でも大きな出来事になりましたからね。

太田:俺はぜんじろうと……。

田中:いや、そこじゃねーよ。だとしたら頭打ったこと(フジテレビで放送された『ENGEIグランドスラム』で転倒)だろ!

ーー先日の『サンデー・ジャポン』(TBS系)内で、太田さんの川崎の事件でのコメントが話題となりました。漫才や番組でニュースを扱う上で、心がけていることや責任を感じることはありますか?

田中:僕はどちらかというと、あれこれ論評することがないので、無責任に振るほうじゃないですか。ただその中で、たまに橋下徹みたいな、とんでもないことを生放送で言っちゃう人もいるので、そういう時は番組としての責任を感じて、「ヤベッ!」ってなったりすることはあります。年々うるさくなってきているので、今までは普通に聞いていたものも、一応「あくまで本人が言っていることですからね」、「確定はしていませんけどね」みたいなことを言って、ごまかすことは増えています。

太田:(クレームは)しょうがないけど、そこでひるんじゃうと何も言えなくなっちゃうからね。まぁ、真面目な話する時は「あぁ押してんなー」とか、「デーブさんのコーナー飛ばせばいいか」とかそういうことしか考えてない(笑)。

ーー若手芸人さんの話で、「楽屋に挨拶にいくと、太田さんから銃を向けられる」ってよく話されています。昔だとネプチューンの名倉(潤)さんが、楽屋でボケまくる太田さんを最後までツッコんでいたってエピソードがありますが、太田さんの楽屋の佇まいは昔から変わらない感じですか?

田中:楽屋ではおとなしくパソコンで原稿書いているのがほとんどなんですよ。で、そこで共演者が挨拶来ると、ここ数年は拳銃で撃つっていう……。そいつが通り魔について何を語ってんだっていう話なんですけど、とにかくそれをやり続けるんですよ。挨拶来るのもレギュラーメンバーだから驚きもしないんです。当然リアクションも薄くなる。

太田:その中で一番頑張っているのは、パンクブーブーの佐藤(哲夫)だよな。必ずネタを仕込んで来て、あれはエラいよ。

田中:本当にかわいそう。こいつが撃つと「うぁーっ!」ってものすごい芝居をするわけですよ。で、シャツのボタンを開けると、Tシャツに真っ赤な血が描かれていて銃痕もある……っていう。他にも細かい仕掛けをしていて、ミニコントの相手を彼だけがやってる。あとは全員「はい、もういいっすから」みたいな感じなんですよ。

太田:昔はそれこそ大部屋でみんな一緒だったし、芸人がいると楽しいからワーッと騒いじゃう。いまは個人の楽屋だから騒ぎようもないからね。こいつなんて「無」ですからね。

田中:(笑)。

ーータイタンライブや番組で若手の方と共演されることも多いです。お2人が注目していたり面白いなって思う芸人さんはどんな方ですか?

田中:いっぱいいますよね。それこそ和牛にしてもミキにしても霜降り明星にしても、最近よく絡む宮下草薙にしても面白い。みんなネタはもちろんだけど、立ち回りがうまいなって思いますね。20代の若手からすると、僕らなんて親くらいの年齢なわけですよ。そこで普通にツッコんだり出来るってスゴいし、場慣れ感も感じるし、器用だし。今芸人めちゃめちゃ多いから、そこまでの実力がないと出てこられないんでしょうね。

太田:ミキとか霜降りは凄まじい達者さだよね。ミキなんて「兄弟なんじゃないか」って思う。

田中:兄弟なんだよ!

(インタビュー終わり)

『2019年度版 漫才 爆笑問題のツーショット』
品番:SSBX-2662
価格:¥3,800+税
発売日:2019年6月26日発売
発売元:Contents League
販売元:ソニー・ミュージックソリューションズ

(取材・文 浜瀬将樹)

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