中山初日のメーンは秋華賞TR「紫苑S」。2着まで入れば秋華賞のチケットをゲットできます。それゆえ、出走馬は一昨年が15頭で、昨年が16頭と多くの3歳牝馬がサバイバルを展開。ところが、今年は11頭。1勝馬が5頭も出走しています。この500万が出走しないと6頭立て。さびしい限りです。もっとも、昨年3着のアスクデピュティは500万の1勝馬で今年も軽視は禁物ですが…。
昨年といえば、優勝したのがアルコセニョーラで2着はラブカーナ。前記のアスクデピュティまで入れると、この3頭に共通するのは、8月の新潟に出走していたこと。昨年の1番人気ミンティエアーは、オークス(4着)以来の実戦で9着に凡退。3番人気ショウナンタレント、4番人気トウカイオスカーも久しぶりがこたえてか2ケタ着順に失速しています。今年はこのケースがオークス6着のレッドアゲート。3カ月ぶりのローザブランカも心配です。
そこで、狙ったのがモエレカトリーナ。
前走の新潟・信濃川特別で3着に力走。このときは初めての1000万クラスが相手で2000mも未経験。しかも、前半の5F通過が60秒4。逃げた1番人気オリエンタルヨークに願ってもない流れとなり、最後方近くに待機したモエレカトリーナにとっては、厳しい展開となりました。
が、ラスト3F33秒7の末脚で猛追。オリエンタルに2馬身1/2差先着したのですから立派。時計がオープンレベルの1分58秒8。昨年の優勝馬アルコセニョーラも同じ信濃川特別からのステップ。そのアルコは1分58秒3で2着し、ラスト3Fが36秒4。時計の比較からいけば、私はラスト3F33秒7のモエレカトリーナの方が上とみます。夏の新潟から赤丸上昇中。いざ、出陣です。