それを証明するように、最終追い切りは併走馬を4馬身突き放す圧巻の動きを見せつけている。完ぺきに立ち直ったとあれば、昨年の皐月賞で2着した底力を素直に信頼して大丈夫だ。
前走の東風S2着は道悪の巧拙が明暗を分けたが、ここに望みをつなぐ内容だったことも確か。気になる馬場状態も、今週からBコースを使用するので、前走ほどひどい馬場にはならないはず。ハンデも56キロと手ごろだし、普通に走ってくれば勝つ可能性は高い。
当面の相手は、満を持して出走するリザーブカード。東京新聞杯は得意とはいえない道悪で4着と、目下の充実ぶりがうかがえる。
中山芝1600メートルはGII勝ちがあるベスト条件。マイネルスケルツィにも注意が必要だ。