小松氏によると、執筆の経緯は、浜崎サイドからの「浜崎あゆみというシンガーが誕生した軌跡をファンの方たちに届けたい」というオファー。
その後、取材は1年間繰り返し行われ、浜崎本人とエイベックスの松浦会長それぞれと、時には2人一緒にインタビューをしたこともあったというのだ。
「松浦氏は今や妻子持ちの身。そのため、ただの暴露本であるにもかかわらず、肝心の男女の関係などについては美化して書かれていた。読者にとってはつまらない暴露本になってしまった」(出版業界関係者)
話題になったこともあり、同書がテレビ朝日系で連ドラ化され、来年4月から土曜ナイトドラマ枠(午後11時15分)で放送されることが決定。現在、キャスト選びが行われているようだが、暴露本がヒットした直後の絶好のタイミングで浜崎のアルバム「LOVEppears/appears −20th Anniversary Edition−」が今月10日に発売された。
かつてはミリオンヒットを連発して日本の音楽界のトップランナーだった浜崎。発売したアルバムは、ダブルミリオンを記録した大ヒットアルバム「LOVEppears」と30万枚限定で同時発売されたシングル「appears」の発売から20周年を記念したアニヴァーサリー・エディション。
しかし、発売初週の売り上げは6000枚で、オリコンランキングは9位だった。
「今やレコード会社はプロモーションに予算を使わなくなった。ただの“焼き直し”。さすがに、ファンも金を使わないだろう」(芸能記者)
売り上げはさっぱりでも、TOP10入りは通算52作目となり、「女性アーティストによるアルバムTOP10獲得作品数」が歴代1位に。とはいえ、このままだとこの先は記録の更新も途絶えそうだ。