肉体改造に着手。3連覇に向け、盤石の態勢を整えたが、2日の岐阜・可児大会では大森隆男に、13カ月ぶりのフォール負けを喫した。
それでも田中の気持ちは切れなかった。この日はBブロック同点となった大森、中西学との3WAYマッチを制し、3年連続で決勝に進出した。
迎えた優勝決定戦ではAブロックを勝ち上がった真壁と激突。GBHの本間朋晃に場外で急襲されて額から流血。さらに、断崖式アバランシュホールドで机に叩きつけられた。場外カウント19で復帰してからも、チェーンラリアートで追い込まれた。
それでも、ダイビングキングコング二ードロップを間一髪で交わすと、エルボー18連発からスライディングD。最後は2発目のスライディングDを叩き込んで、粘る真壁を仕留めてみせた。
試合後には「次はパートナーの大谷(晋二郎)、G1に出るんやったら優勝して来い。大谷が獲ったらG1対火祭りはやらなアカン」と“真の夏男決定戦”を熱望した。
火祭り男の大谷も成し遂げられなかった3連覇を達成し、“身売り騒動”も鎮火。史上初となる世界ヘビー級王者による火祭り制覇という前人未到の記録も打ち立てた。
歴史に残る偉業を達成したが、その背景にはある予言があった。「開幕前に近所の神社でおみくじを引いたら大吉。願いは叶うでしょうって書いてあった」。神様のお告げがあったわけだ。
神様をも味方につけた田中。この男の夏はまだまだ始まったばかりだ。