記事には米山氏と援助交際をしたとされるA子さんが登場。彼女によると、知事とは出会い系サイト『ハッピーメール』を介して知り合い、援助交際目的で密会。1回3万円で関係を持っていたそうだ。同誌の取材によると米山氏は、この女性以外にも援助交際に手を染めていた模様で、本人も事実関係を認めているという。新潟県のトップが、県民の税金で複数の女性を「買春」するという、前代未聞の事態に発展したことになる。
報道を受けた米山氏は、18日に県議会議長に辞職願を提出。同日午後6時から行われた記者会見で、「けじめをつけるため辞職する」とした。
その上で、「私としては交際中だった」「女性の歓心を買おうと金銭の授受があった」などと釈明。「それによって好きになって貰おうと思っていた」「もらう側は、そんなことで好きになることはまったくない。もらうだけが目的だったのだろう」と援助交際を認めたともとれる発言もあった。
知事という立場で出会い系サイトを利用していたことについては、「使うこと自体が悪いことかというと、そういうことではないと思う」などと話した。
米山氏は独身であり、あくまでも交際中の女性に金を渡しただけと主張しているが、ハッピーメールの特性から考えると主張は通りづらい。女性の主張とも明らかに異なる釈明だ。そもそも、交際中ならば辞職する必要もない。かなり苦しい言い訳と言わざるを得ないだろう。
今回世間を驚かせたのは、東大卒で司法試験に合格し、ハーバード大学附属病院で医師として活躍した秀才の米山氏が「ハッピーメール」を使用していたこと。ネットで「ハッピーメール」と検索すると、美人局による被害例など、危険性を指摘する文言が並んでいるだけに、独身男性は敬遠する人が多い。
それだけに今回米山氏が女子大生とサイトを通じて関係を持っていたことに「本当に出会えたのか」と驚く男性が続出。「俺もハッピーメールに登録する」と宣言するネットユーザーもいた。また、女性ユーザーも「最強のパパ活サイト」などとハッピーメールを使っていると示唆。さらに、ここぞとばかりに「米山知事が本当に女子大生と出会えたハッピーメール」と宣伝するTwitterアカウントも現れた。
ただしハッピーメールの安全性については賛否両論があり、利用者の自己責任に委ねられている。
「真剣な婚活サイトならまだしも、県知事がハッピーメールのようなサイトで女性を物色し、買春していたなんて世も末。そんな人物を推薦した政党や、投票した県民は反省するべき。また、弁護士ならではの自己を正当化するような釈明も見苦しい。出会い系バー通いを『貧困調査』と表現した人間もいましたが、役人や政治家の性に対する意識の低さと言い訳には呆れるばかり。彼らが持っている金は、国民の税金から支払われたもの。血税が彼らの性欲を満たすため不正に使われていることに、国民はもっと怒るべきです」(政治記者)
ハッピーメールで幸せな思いをしていた米山氏。しかし最後は、秀才とは思えないアンハッピーな結末を迎えてしまった。自業自得である。