配給/ワーナー・ブラザース映画
全7章のハリー・ポッターシリーズ第6章。闇の帝王ヴォルデモートの脅威は人間界にまで広がり始めた。死喰い人が暴れまわり、ハリーの味方の一人が殺されるなど、衝撃的なシーンが多い作品だ。そんな中、ダンブルドア校長は若き日のヴォルデモートの先生だったホラス・スラグホーンを呼び戻し、今後を見すえてハリーを育てるとともに、ヴォルデモートを倒すカギを探ろうとする。
また、本作は、ハリーたちの恋も多くの時間を割いて描いている。幼い頃からずっと共に過ごしてきたジニーとハリーの間には、いつしか友達以上のものが芽生えつつあった。そんな二人の前に立ちはだかるのはジニーの彼氏、そしてジニーの兄でハリーの友達であるロンだ。そんなロンは、自身の恋愛に悩んでいた。ラベンダー・ブラウンは容赦なくアタックしてくるし、それを見たハーマイオニーは嫉妬にかられながらも決して顔に出そうとはしない…。
本作の評価は、この恋愛パートを楽しめるかどうかで変わる。誰が誰を好きかなんてどうでもいいと思う人には、本作はやたらと長い最終決戦のプロローグだ。
監督は、前作に続いてデイビッド・イェーツ。
お勧め度★★☆