ロンドンのO2アリーナでの開催が予定されていた50公演をキャンセル、またはマイケルが出演しなかった場合を保証していたロイズ・オブ・ロンドン社、興行主であるAEGライブが公演開始前に他界した“マイケルの明白な処方箋の使用または中毒”の詳細を告知していなかったとし、契約書類には効力がないと主張している。
AEGライブはマイケルが亡くなる2か月前に保険契約を交わし、マイケルが死去してから数日以内に死亡届を提出した。
しかし、マーク・ジョーンズと偽名を使ったマイケルに対して要求した医療診査が一度も提出されていないため、保険会社はロサンゼルス裁判所に対して契約無効を申し出ていた。
また、保険会社側は要請していたマイケルの専属医コンラッド・マーレイ医師に関する情報も興行主から受け取っていないことから、公演のキャンセル料の支払いも義務付けられていないとしている。
マイケルの遺産管理団体の弁護士らは、契約が今でも有効であると主張している。
TMZに対し、ハワード・ワイツマン弁護士は「この法的措置は、保険会社が保険加入者からの正当な支払い要求を拒否している以外の何物でもありません」とコメントした。