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SMAP解散で“安売り”がはじまるキムタク

 年内に解散することが発表されている国民的グループ、SMAP。NHK紅白歌合戦に出場するのか、また、解散後のメンバーにはどんな活躍の舞台が用意されているのかなど、すでにその後の展開に注目が集まっている。

 メンバーそれぞれ、今後の動向は多くのメディアで検証が行われているが、もっとも窮地に立たされそうなのが、SMAPの解散に反対していたキムタクこと木村拓哉だという。

 キムタクといえば、これまで、「若者のすべて」「人生は上々だ」「ロングバケーション」「ラブジェネレーション」「HERO」など高視聴率を記録して、大ヒットとなったドラマは数多い。しかし、その勢いはすでにないのが現状。そもそも、SMAPの解散とは別に、テレビでのドラマ自体の衰退、いわゆる“キムタク演技”が視聴者に飽きられていることもある。

 さらに、今回のSMAPの解散騒動でキムタクのイメージが圧倒的に下落してしまったことも大きな問題だ。キムタク主演のドラマには他の俳優が出演したがらない状態だとか。すでに、来年1月に放送予定の主演ドラマ『Get Ready!!(仮題)』(TBS系)への出演が決まっているが、その後、これまで通りドラマでの活動はかなり厳しいのが現実。特にテレビドラマは俳優のイメージが重要であるため、テレビ局だけでなく、広告代理店もキムタクの起用に難色を示すことが予想される。

 そんな状況が見越せることから、キムタクは主戦場を映画に移し、新たな展開を狙っているという。ただ、そこで問題になるのが、いわゆる“キムタク演技”。テレビドラマ以上に映画での演技はシビアなため、本人の色を打破するような演技で、新たなイメージをつけることができる役柄でなければ、映画での活躍も難しいだろう。キムタクには俳優として成長が必要となる。

 テレビドラマ、映画でも厳しいとなれば、本格的にはじめるのが、キムタクの“安売り”。仕事は選ばず、バラエティ番組のひな壇や情報番組のコメンテーター、さらには番組のMCとこれまでならば、絶対に断っていた仕事も受けざるを得なくなる。芸能界にはキムタクのシンパも少なくないため、番組への出演は可能になるが、これまでドラマが中心であったキムタクが、果たして爪痕を残すことができるか…。

 キムタクの本当の正念場はSMAPの解散からはじまる。

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