先週の平安Sで先陣を切ったドラゴンファイヤーは出遅れが響き、なす術もなく9着に惨敗。悪い流れは早いうちに断たなくてはいけない。ワンダーに寄せる陣営の期待はいやがうえにも高まる。
また、それだけの好走条件も整っている。まず、ダ1400mはGIII・プロキオンSを含め、<4010>と勝率8割、複勝率は実に10割を誇る。さらに、「東京は最高の舞台」と尾形助手が強調するとおり、<3101>とこれまた実績は抜群だ。
唯一、馬券圏内をはずしたのが、前走のJCダート(5着)だが、敗因は初めての2100mと、前に壁がつくれず、本来のためる競馬ができなかったもの。それで、ヴァーミリアンのレコードに1秒差だから能力を示したことも確かだ。
今回は放牧明けの一戦になるが、「帰厩後はここを目標にじっくり乗り込んできた。臨戦過程は寸分の狂いもないですよ」と尾形助手は順調な仕上がりをアピールする。
「明けて6歳になったけど、数を使っていないからね。まだまだ強くなる馬だし、次のGIに向けていい形でいきたいね」と同助手は勝利を確信した口ぶりだった。
フェブラリーSに向けて、豪快なパフォーマンスが期待できそうだ。
【最終追いVTR】先週、3頭併せで追われていることもあり、直前は単走。ゴール前で軽くハミを掛けられると、ラスト1F12秒2とシャープに脚を伸ばした。2カ月ぶりの実戦も仕上がりは上々だ。