二人のタッグは、2018年3月31日に放送を終了したテレビ朝日系「『ぷっ』すま」以来、1年9か月ぶりで、明言はされていないものの、「『ぷっ』すま」を意識した番組かと思われる。
すでに予告編は公開されており、15秒という短さではあるが、「嫌なことはやりません」「サービス精神クソ食らえ」といった「『ぷっ』すま」のコンセプトがそのまま引き継がれており、ネットでは、かつて「『ぷっ』すま」を観ていた視聴者勢から、「おかえりなさい」「この時を待っていた」「また新しい楽しみができた」という祝福の声が相次いだ。
予告編の段階では、草なぎがギターを抱え、ユースケが大量の楽器の前で歌詞のようなものを呟いていることから、恐らくテーマソングのようなものを作る企画が行われると思われ、文字通り何もないゼロの状態でスタートすると思われる。
「『ぷっ』すま」は1998年に放送がスタート。20年近い歴史があるが、番組末期はマンネリとの声が視聴者から相次いでいたほか、視聴率も全盛期の半分ほどにまで落ちていたという事実もあり、テレビ朝日制作という枠を抜けてどこまで全盛期にまで戻せるのか注目されている。
Amazonプライムビデオでは、似たパターンとして、同じくテレビ朝日系列の『内村プロデュース』(2000年〜2005年)がある。2005年の同番組終了後に開始した『内村さまぁ〜ず』は低予算番組で、2006年から現在までインターネット配信を中心に展開するという当時を考えれば珍しい形態の番組だったが、後にDVD発売や独立局による地上波放送など、独自の展開を行い、今ではAmazonプライムビデオを代表する人気番組になっている。そのため、『なぎスケ!』も『内村さまぁ〜ず』と同様、あまり予算をかけずにお互いがやりたい事しかやらないスタイルを貫き、末永く続ける戦法が取られるのではないかと思われる。
Amazonプライムビデオへ移ることで、これまで番組を支えてきた大熊英司アナウンサーの出演やテレビ朝日のスタッフの参加はできないため、どこまで「『ぷっ』すま」を守れるかが今後の人気を左右すると思われる。