この映画は東日本大震災の津波で、両親を失った11歳と8歳の姉妹の震災後の7日間の物語をサイレントで描いている。
ミニ演奏会では、本作の音楽を担当した新垣氏と、チェロ演奏者の海野幹雄氏がテーマ曲をふくむ4曲を披露した。
この映画を録音したのは2014年4月、佐村河内守氏とのゴーストライター事件の真っ最中だったという。「騒動の真っ只中で先の展望が見えなくなりましたが、この映画の録音の機会を与えてもらい救われる気持ちになりました」と新垣氏は当時を振り返った。
新垣氏はいまでも被災地で活動しているという。「被災地の方々の事情は色々違います。私達は演奏するしかありませんが、音楽というのは大きな力を持っていると思います。ささやかながら演奏させていただいてます」と語った。
(アミーゴ・タケ)