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『浦安鉄筋家族』佐藤二朗で実写ドラマ化も失敗作の予感が濃厚?

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佐藤二朗

 浜岡賢次による人気漫画作品『浦安鉄筋家族』が、実写ドラマ化されることがわかった。テレビ東京系の深夜ドラマ「ドラマ24」枠で2020年4月から放送される。主役は、原作通りの小学生の大沢木小鉄ではなく、タクシー運転手の父親である大沢木大鉄となり、佐藤二朗が務める。

 脚本を務めるのは人気劇団のヨーロッパ企画の上田誠氏、監督は『おっさんずラブ』などを手がける瑠東東一郎氏である。豪華タッグと言えるが、放送前から懸念要素は多そうだ。

 ネット上では、「『浦安鉄筋家族』ってイケメンが一人も出て来たら原作崩壊だからな」「漫画の描き込んだ感じは、セットとか相当気を使わないと再現できないと思うけど、低予算の深夜ドラマで大丈夫?」「始まる前から失敗作の予感しかしない」といったファンの声が聞かれる。

 『浦安鉄筋家族』は1993年に『週刊少年チャンピオン』(秋田書店)で連載がスタートし、断続的に掲載されている人気シリーズ作品である。シリーズ累計4400万部を突破し、コアなファンが多いことで知られる。

 メディアミックス作品としては、1998年と2014年に二度のアニメ化がなされており、アニメ版は「原作のスピード感が生かされている」「下品系のネタもアニメでうまく処理していた」と評判は上々である。アニメ版は好評なだけに、実写版には大きなプレッシャーが掛かっていると言えるだろう。

 近年はアニメ作品の実写版作品が多く作られている。だが、もともと原作の熱心なファンが多いだけに、実写化作品はおおむね不評だ。2019年公開作品でも映画『地獄少女』は「主人公演じた玉城ティナの顔が違いすぎる」といった声が聞かれた。漫画やアニメの実写化の場合、もっとも生じやすいのがこのイメージギャップ系のクレームだ。

 『浦安鉄筋家族』は個性派の登場人物が多いだけに、今後追加キャストが発表されるごとに、「イメージと違う」批判も生じそうだ。開始前から失敗が濃厚な作品とも言えそうだ。

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