松沢氏が吉本所属になったきっかけは、4月27日に発表された吉本の「あなたの街に住みますプロジェクト」を松沢氏が知ったことという。同プロジェクトは、47都道府県に吉本の芸人とエリア担当社員が住み込み、笑いの力を通して日本を元気にしようという計画。吉本の活動に対して東京と大阪が中心というイメージを持っていた松沢氏は、「地域主権」だと感銘したという。同プロジェクトに協力できるのではないかという松沢氏の考えと、議員・知事として地域活性化に取り組んできた経験を生かしてほしいという吉本の意向が結びつき、所属に至ったという。
会見では、松沢氏のあいさつのあと、西川きよしが花束を持って登壇。参議院議員としての西川と、衆議院議員としての松沢氏は国会で顔を合わせたことがあったが、西川はノーネクタイの松沢氏を見たのは初めてと感慨を口にし、握手を交わした。
松沢氏は、政界への復帰については白紙の状態で、「しばらくは充電期間」ととらえていることを明かした。また、吉本所属の活動でも、「現地・現場主義」を基本とし、「いろんな地域を回って、話題をつくり、日本を元気にしていく仕事をしたい」と抱負を語った。
松沢氏は、神奈川県議会議員・衆議院議員・神奈川県知事を歴任し、3月に東京都知事選への出馬を断念した。(竹内みちまろ)