三村は2014年3月31日に生放送された「笑っていいとも! グランドフィーナーレ」で、「ヒロミさんが嫌いでした!!」とヒロミもいる場で衝撃発言。物議を醸し、三村とヒロミの関係性がクローズアップされた。
同企画は、三村と千原ジュニアが酒を飲みながら本音を語るという内容で、ジュニアが共演NGについて聞くと、「俺、ヒロミさんと一悶着あったのよ」と告白。ある番組でヒロミと三村とスタッフだけでエジプトロケに行った際に、三村にとってはイヤな出来事があったという。
夕食時にウサギの肉が出された際に、ヒロミから三村が先に食べるように指示されたため、三村は「コレ、臭いっすね〜」とリアクションしたが、ヒロミから「リアクションが面白くないよ、三村! 俺、(上島)竜ちゃんと出川(哲朗)でオファーしたのに、何でお前来たの?」とかなり本格的なダメ出しを受けたという。
このダメ出しには三村も相当堪えたようで、「東京に帰ってきて、カミさんと2人でカラオケに行って。2000年、『TSUNAMI』(サザンオールスターズ)歌って、歌詞が響いたのか、俺号泣しちゃって。悔しさとか今の現状とか…こいつ(嫁)と共に行かなきゃとか。色んな想いが重なり合って泣いちゃって…。そっから人生で初めてヒロミさんNGにしたのよ。笑いも、暮らしも、幸せ具合も全部あの人を超えるっていう、目標に切り替わったの」と全てを吐き出した。
「そしたら(ヒロミが)勝手にリタイヤしてさ、事業とか始めて。ちょっと俺の中で肩すかし感がね…だからまだ俺の中でちょっと認めてない」と今でもある心の中のモヤモヤ感を吐露。
最近では、三村はとんねるずの木梨憲武と仲が良く一緒に酒を飲んでいたが、ヒロミも木梨と非常に仲が良いのは有名。ヒロミは相方の大竹一樹がいる時はお酒の場に来ていたが、三村がいると来なかったという。
その後、木梨から正月休みのハワイ旅行に誘われて、ヒロミと対面。「『何か色々あってごめんなー』ぐらいで、でも俺の中ではエジプトの深い闇みたいのがあって。『ヒロミさん、キツかったですよ当時』みたいなの言って…」とやり取りを説明。その際に和解は成立したようだが、実は2人は「いいとも!」以来、共演していない。
その話を聞いたジュニアはヒロミを呼び、2人は対面。ヒロミは「どうせ悪口でも言ってたんだろ!!」とニヤニヤしながら登場した。
当時、三村のことをどう思っていたのかという疑問にヒロミは、「俺、すげぇ可愛がっていたから。バカルディはね」と答えた。当時、「ボキャブラ天国」のレギュラーを務めていたヒロミから番組出演へのオファーを受けていたが、バカルディは断り続けていたという。ヒロミは「俺の中では何で散々呼んだのに出なかったのとか…」と疑問を感じていたようだ。
そしてジュニアがヒロミにエジプトの深い闇を説明。すると、ヒロミは「それは申し訳ない。申し訳ない」と謝罪。三村が抱いていた長年の想いをヒロミも真摯に受け止めた。
さらに「俺、結構気にして見てたんだよね。内村(光良)と一緒になってやって、内村みたいなタッチ…やり方がバカルディには合ってたんだなぁとかさ。俺のやり方はちょっと違ったんだろうなとかさ。自分でも多少先輩ヅラして後輩をどうにかしてやりたい!! 出て行ければ良いな…、いろいろと振ったりだとかやってたつもりだけど、生かしたのか殺したのかよく分かんないところもあんだよね」と自分のやり方が正しかったのか悪かったのか自問していたようだ。
腹を割って話した2人は一気に距離が縮まり、三村がヒロミに対してツッコミをみせるなど、かなりリラックス。ジュニアが席を離れ、久々の2ショットになると、三村は「今日よかったです」とグラスを合わせ乾杯した。
ここに15年の因縁が遂に解決し、完全和解となった。
帰り際にはヒロミから手を差し伸べガッチリ握手。「いつか三村番組やろうな」と誘うと、三村も「普通にやりましょう」と嬉しそうだった。