3冠王者が全日プロ冬の風物詩を前に一念発起だ。
この日の会見で同シリーズ最後を締めくくる「2007世界最強タッグ決定リーグ戦」のパートナーが“デンジャラスK”川田に決定した健介。タッグを結成した経緯について「川田さんとのタッグを2007年の新しい希望にしたい。3冠を一番知っているのも川田さん。最強タッグも知り尽くしている男です」と語った。さらに「パートナーになってもらったことで優勝を目指していきたい。オレはそれができると信じている」と初優勝を誓った。
悲願の最強タッグ初制覇に向け、心強いパートナーを得た健介。さらに過酷なリーグ戦を乗り切るため“オス”としての強さを手に入れるという。
キッカケは健介が飼育しているヘラクレスオオカブトだった。「実はちょっとした事件が…。朝起きたらヘラクレスオオカブトのオスがメスを真っ二つにしちゃって。家じゃあり得ないことだよ。オスがメスに逆らうなんて(笑)」。鬼嫁・北斗晶が木刀を片手に頂点に君臨するカカア天下の健介ファミリーでは、たとえ3冠王者でも尻に敷かれている現状。“オス”が“メス”に歯向かうなど考えられない光景だった。
ヘラクレスオオカブトの“オス”の強さを目の当たりにした健介は、男としての強さに目覚めたのか、まさかの関白宣言が飛び出した。「今まではカミさんに『なに、余計なもの買ってんだよ、てめえ』って言われてたけど、今後は好きなもの買いまくってやる。まずは二つ目のカーブミラーだな」と健介は北斗に反旗を翻した。これまでは気ままな買い物さえままならなかった健介だが、鬼嫁を無視しての衝動買いを予告。まさに“ヘラクレス大革命”だ。「もうカミさんには何も言わせない」と語る表情は決意に満ちていた。
川田という強力パートナーに加え、関白宣言でオスとしての強さを手に入れた健介。最強タッグ初制覇の可能性はグッと高まった。