天候にも恵まれた9日、泰葉の母、海老名香葉子さん(74)が発起した東京大空襲の被害者を供養し、戦争の悲惨さを次世代に語り継ごうという「時忘れじの集いの会」が東京・上野公園で行われた。
4回目とあり、海老名家はもちろん、林家一門の弟子たちも参加する一大イベントだ。メディア関係者は「この日の泰葉は司会に加え、歌唱での出演。これは海老名家に出戻ったというアピールの一つだと確信してました。でもあそこまでやるとは」と話す。
取材陣の誰もが、こんなしめやかな場所でスキャンダルの話題は出せないと自粛態勢だったという。関係者によると、今回の司会進行と歌唱については、泰葉自らが熱望したらしい。
「昨年まで毎年このテーマ曲の歌唱は、わざわざ歌手の林明日香さんに頼んでいたものだったのに…。今回、泰葉は『ピンチヒッター』という表現をしましたが、実際はピンチヒッターでもなんでもない。秋には再デビューといろんなところで公言しているだけに、CDデビューへのいいPRになると考えたんでしょう」とメディア関係者は分析する。
しかし、関係者によると、再デビューへの準備は進んでいるが、レッスンなどはまだ一切していないという。結局、関係者の説明で「日ごろから貧血気味なうえに、一昨日から熱があった」と、翌日のワイドショーは東京大空襲の悲劇はそっちのけで、“泰葉酸欠”で全局制覇。番組によっては、卒倒シーンを10回近く繰り返したものもある。まさしく、泰葉の策略勝ちか!?
卒倒後、弟の林家正蔵(45)は「姉は、しゃべりもできるし、歌もうまい。海老名家の才能を全部独り占め」と吐露したそうだ。
確かに正蔵、そして「三平」の襲名を控えたいっ平(37)と海老名家を継ぐ人材は、芸人としての評価はイマイチ。そんな中、離婚というマイナスイメージから弟たちも巻き込んで一気に海老名家に注目を集めさせたのも、泰葉の計算内かもしれない。
どうやら泰葉は、一家にとっては頭が上がらない救世主となっているようだ。