ケイコでもその違いが出てきた。1週前追いでは併走馬を直線で1秒6突き放す豪快な動きを見せた。3歳時に挑戦した昨年は15着に大敗したが、今年はグランプリ制覇も十分に視界に入ってきた。
「昨年は馬場が悪くて乱ペース。しかも、使い込んでの疲労もあった。今年は状態もすごくいいので、GIを勝つチャンスはかなりある。何とか、ここでいい結果を出して秋競馬へと挑みたい」
菊花賞に続く2つ目のGIタイトル奪取に寺島助手は気合を込めた。
【最終追いVTR】終い重点で前半はゆったり入ったが、半マイルすぎから加速。直線は単走ながら鞍上の仕掛けに瞬時に反応し、シャープな伸び脚を見せた。迫力満点の動きで、デキは万全だ。