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動機は「ユーチューブに投稿」? 『太鼓の達人』の太鼓を盗んだ少年3人逮捕、怒りの声殺到

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画像はイメージです

 3日、東京都町田市内のゲームセンターで太鼓を盗んだとして、川崎市内に住む無職少年(15)と、男子高校生(16)2人の計3人が窃盗の疑いで逮捕されたことが判明。その呆れた犯行動機に怒りの声が相次いでいる。

 4月18日の昼、3人は東京都町田市のゲームセンターを訪れ、人気ゲーム「太鼓の達人」用に設置されていた1個10万円相当の太鼓を固定していたネジを外して盗んだ。

 3人は愛知県北名古屋市で同じように太鼓が盗まれ、Twitterで被害を受けたゲームセンターが防犯ビデオを公開し、犯人が出頭したニュースを見て、1人が危機感を持ち、こっそりと返却。翌日になって店側に謝罪し、「警察に通報しないでほしい」などと話したという。

 もちろん、そのような戯言に従業員が付き合うはずはない。被害を受けたゲームセンター従業員によると、犯人グループは固定されていたネジを外し、ケーブルを切るなどしていたそうで、非常に悪質である。警察に通報し、3日になり、逮捕されたことがわかった。

 なぜ、この3人が大きな太鼓を盗んだのか。その理由は、今流行りのYouTube。犯人の1人が自宅に所有する「太鼓の達人」に、ゲームセンター用の巨大な太鼓を接続し、その様子をYouTubeに投稿したかったと話しているという。なお、犯人グループは他の店舗からも基盤などを盗んでおり、実際に遊んでいた。そして、3人はSNSを通じて知り合ったとのことだ。

 現在のところ、彼らがYouTubeに動画を投稿し、広告料で収益を得る「YouTuber」であったかどうかはわかっていないが、「犯罪行為で他人の注目を集めたい」と考えていたことは間違いないだろう。

 ありえない動機と行動に、ネットユーザーからも「厳罰に処すべきだ」「太鼓だけに罰当たりだ」など怒りの声が。また、YouTube絡みの事件だけに「やっぱり学校に行かずにYouTuberになるとこうなる」「頭が悪いからこういうことをする」との声も。また、「少年法で守られていると高をくくっているのではないか」「大した罪に問われないことを念頭に置いており、悪質だ」と憤る声もあった。

 YouTuberについては、小学校に行くことを拒否した子供が動画に出ていることに批判が集まっているほか、犯罪行為で注目を集めようとする人間も多く、犯罪の温床になっているとの指摘がある。

 昨今、YouTubeも犯罪行為スレスレのチャンネルについて、収益化無効の措置を取っているが、それでも追いついていない印象があるYouTuber。健全な収益体制の構築をお願いしたい。

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