人類が宇宙に居住の場を移した時代、芸能禁止の星へ突入しゲリラライブを敢行する非合法アイドルグループ「AKB0048」が存在した。同作の主人公は、その「AKB0048」の第77期研究生の少女たちで、かつて地球の存亡をかけた戦いの中で歌い、踊り続けた伝説のアイドルグループ「AKB48」の魂を受け継ぐ「AKB0048襲名メンバー」(=“11代目板野友美”など)になることを目指すという。
ステージに登場した平池監督は、現実のAKB48には、メンバーが過呼吸になるなど「体力勝負」の面も強く、ライブの裏側は「戦場」であることが紹介され、「AKB0048」でも“戦い”が一つのカギとなることが明かされた。また、シアターの女神に会える場所という未来の「AKB00劇場」にも「柱」があり、「AKB0048」メンバーも「恋愛は禁止」という。現在、「9代目大島優子」や「13代目前田敦子」らの声優たちが、魂を受け継いた襲名メンバーの役作りのために実際の大島優子や前田敦子のくせなどを研究し、気合十分で取り組んでいる様子を語った。
そして、本作の主人公となる研究生の声を演じる9名の中から、石田晴香と岩田華怜のビデオメッセージが紹介された。AKB48劇場でのメンバー生誕祭で声優への情熱を熱く語ったという石田は、役柄に合わせて「普段はまとめられないのですが、まとめられるようにがんばります」と意気込みを見せた。さいたまスーパーアリーナでのコンサートでチーム4への昇格が発表された岩田は、「声にコンプレックスがあるのですが、自分らしくがんばりたいと思います」と笑顔。
最後に、平池監督は、「やっと放送だな」と放送開始を迎えようとしている心境を語った。制作は現在も続けられているというが、「まずは、第1話を見て、私たちの本気を確認してほしい」と告げ、出来栄えに自信をのぞかせた。
テレビアニメ番組「AKB0048」は4月29日から放送開始。(竹内みちまろ)