10月26日に角海老宝石ジムに入門した京太郎は、現在、デビューに向けトレーニング中だが、そのB級プロテストが12・2後楽園での「角海老ボクシング〜SLUGFEST」興行で実施されることが正式に決まった。
このプロテストは異例な形で行われることになったのだ。通常、プロテストは非公開だが、京太郎のプロテストは観客に公開される。同興行の第1試合終了後に実施される予定で、いわば公開スパーみたいなものだ。しかも、スパーの相手を務めるのが、同ジム所属の長島というのだから、ファンにとってはたまらない演出。注目の新人選手のプロテストを公開するというプランは、最高のファンサービスであり、同ジムの企画は大いに評価できる。
長島はいわずとしれた“コスプレファイター”自演乙の実弟で、主にウエルター級でファイト。05年5月にデビューし、戦績は18戦10勝(9KO)6敗2分け。
日本人初のヘビー級世界王者を目指す京太郎は、大きな期待を背にプロテストに臨むが、合否は当日中に判明する見込み。合格した場合は、12・31大阪府立体育会館で行われるWBC世界ミニマム級王者・井岡一翔(井岡)のV2戦の前座試合で、デビュー戦が組まれる予定だ。
(落合一郎)