この日、米国の名門ジム、アメリカン・トップ・チーム(ATT)での特訓から一時帰国した。「いろんな技術とか、全体的にまんべんなく練習をしました。手応えはもちろんあります」とおよそ半月の練習で自信をつけた。
米国でのデビューに向け、生活環境を整えるため「(日本の)いま住んでいるとこを引き払って、アメリカ暮らしをすることになりました」。2月下旬に再渡米し、ATTのオーナーが経営するホテル暮らしをしながら練習を積む。
「ATT以外でも出けい古をしていきたい。ブラジルとか、(アントニオ・ホドリゴ・)ノゲイラさんのジムとか」。デビューまで、実力アップを図ることになる。
また、1月末でUFCとの独占交渉契約が切れたことで主戦場の選択肢は広がった。「(デビューまで)時間があるんでいろいろな団体と話をしたい。アフリクション? そうですね」。石井が目標とするエメリヤーエンコ・ヒョードルが主戦場にしているイベント、アフリクションも視野に入れ始めた。
他団体とも交渉解禁となった石井の世界は広がるばかりだ。