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アドマイヤムーン・天皇賞追い切り

 秋のGIシリーズの第4弾は最強古馬決定戦「第136回天皇賞・秋」(GI 東京芝2000m 28日)。出走各馬の最終追い切りが今朝、東西のトレセンで行われた。なかでも、注目を集めるのは宝塚記念に続くGI連覇に向け復帰するアドマイヤムーンだが、今朝の追い切りは、やや物足りない印象。ラストの伸びを欠き、久々の不安をのぞかせた。
 王者のオーラが漂っている。宝塚記念で念願の国内GIをゲットしたアドマイヤムーンが、満を持して登場する。
 「何も変わっていないよ。いつも通り。レース間隔があいても力を発揮できるタイプだし、心配ない」
 泰然自若。松田博師はゆったりと笑みを浮かべた。その前走は文句なしの強さだった。雨中の決戦、1コーナーでごちゃついたり、折り合いを欠く馬も続出した乱戦だったが、後方から大外を一気に駆け抜けた。粘るメイショウサムソンをまったく問題にしなかった鬼脚。着差は半馬身とわずかだったが、「どこまでいっても変わらなかっただろう」と自信満々に振り返った。

 この中間も順調にきた。放牧先の北海道ノーザンファーム、そして栗東に戻っても丹念に長めを乗り込まれてきた。終い1Fは12秒前後の切れ味を連発している。
 「ひと追いごとに体が引き締まってきた」と師がいえば、ケイコ担当の馬場助手も「予定通りの調整ができているし、追い切りと輸送でベストの体に持っていける」とうなずいた。
 息の長い末脚は東京の直線に合うはず。「注文のつかないタイプだからどんな競馬でもできるけど、確かに東京はいい。2000mもね」と馬場さん。
 負ける要素が見当たらない。そういいたげな自信をみなぎらせていた。

 【最終追いVTR】強気に構える陣営とは対照的に、直線で追われてからいつもの切れが見られなかった。DWコースで6F86秒9、終いを重点に1Fは11秒6。ラストは時計だけ見れば悪くないが、併走馬相手に何とか併入するのが精いっぱい。ケイコの動きが実戦へとつながるタイプだけに今朝の平凡な動きは気になるところだ。

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