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「痴漢冤罪」それでもボクはやっていない、と言う為の心得

 映画「それでもボクはやってない」などで、表ざたになってきた痴漢冤罪だが、まだまだ冤罪は多いという。

 まず、痴漢冤罪がどのように生まれるのか。

 地方はともかく、東京など大都会ではラッシュ時の電車の込み具合が凄い。当然痴漢も人の込み合うラッシュの時間帯を狙ってくるわけだが、そこでたまたま自分の前に立っている女性が痴漢被害に遭うと、自分が犯人だという誤認を生むことになる。

 悪質なものになると、2〜3人組の女性がグルになって、ターゲットに選んだ男性に、まず一人が相手の腕に胸を密着させるなどして、他の人間が「私、見たわよ!」などと証言。このように、故意に痴漢冤罪を作り上げるという手口もある。

 過去、痴漢冤罪が多数生まれたのは、裁判官や警察などの先入観、悪い言い方をすると「無知」が原因だった。

 「『女性が勇気を出して訴えているんだから嘘をつくわけがない』
痴漢犯罪は正確な立証が難しいためこんな抽象的な理由で男性が圧倒的に不利になる。 『痴漢「冤罪裁判」』−池上正樹・小学館文庫-」

 このような先入観から、男性側の話をしっかりと警察官が聞かなかったために多数の冤罪が起こったという。話さえ聞いてくれていれば防げた冤罪も多いという。

 事件に巻き込まれるかどうかは、正直、運にかかっている。しかし、ある程度の意識付けで巻き込まれる可能性を減らすことが出来るだろう。

 まず、電車内では、荷物を持っていない側の手は必ず吊革を持つなどすることである。「証拠」と誤認されるようなことを意識して減らすだけで大きく違うはずだ。あと、出来ることなら女性の後ろには立たないこと。満員電車では移動が難しいが、こういう当たり前のことに気を付けることはとても大切なことだ。

 痴漢は基本的に現行犯逮捕。もし自分が痴漢をしてもいないのに痴漢だと騒がれた場合、現行犯以外での事情聴取は「任意事情聴取」なので、言われるがまま行く必要は無い。まずキッパリと断り、日を改めて弁護士と一緒に警察署へ出向くべきだ。決して一人の力でなんとかしようとしないこと。

 あと、罰金で済むからという理由で、やってもいないのにやったと認めてしまう人も多いようだが、痴漢は迷惑防止条例違反、酷いものになると強制わいせつ罪になる。つまりやってもいないことを認めてしまったばっかりに前科一犯の持ち主となってしまう恐れがある。そして、その後、勤め先企業の就業規則に照らし合わせて解雇になる可能性が高い。加えて、その後の再就職にも不利に働くことがある。一般的見解として、前科が懲役1年以上や禁固刑の場合には、履歴書に記載することとされている。記載しなかった場合は、企業に通知すべき重要事項を隠したとして、発覚した時は解雇理由になることも少なくない。ただ、会社の対応には人権的に問題があるという見解もある。

 以上、大きなリスクがあることから、痴漢をしていないのに認めるということは絶対にしてはいけない。もし、このような事件に巻き込まれたら大変だが徹底的に戦うしか道はないのだ。

 逆に、冤罪が表ざたになりすぎたせいで、本当に痴漢に遭ったのに立証出来ずに泣き寝入りをしている女性も増えているという。警察も以前より慎重になっているからというのも原因だろう。

 「痴漢」というものは、男女ともに傷つける、とても許せない犯罪である。このような犯罪が減少することを、私は願っています。(だいちゃん)

【参照】非モテタイムズ
http://himo2.jp/

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