その中で松山弘平騎手はこれまで模擬レースを4勝。今年の中では最も追えるジョッキーとして評判の一人だ。
騎手を目指したきっかけは、父親に連れて行ってもらった阪神競馬場。レースのだいご味、サラブレッドの華麗な姿に胸躍らせたという。
「幼いころからのあこがれで、やりがいのある職業だと思っていました。目標は福永さんや池添さんのようなジョッキー。ひとつひとつ大事に乗って少しでも上の着順に持っていけるように頑張りたい」と松山騎手は今後の抱負を語る。
また、師匠の池添調教師は同じジョッキー出身として、「模擬レースを4度も勝つんだから、騎手としての勝負運がある。ただ、まじめすぎる面があるので、そのあたりは少しずつ成長していってほしい」と温かい目で見守っている。
デビューは小倉で4鞍に騎乗予定。一番の期待馬はヤマカツゴールド(2R3歳未勝利)で「追い切りの動きが良かった。スピードがあるので前々で競馬をしたい。これは楽しみです」と松山騎手は期待を寄せた。
デビュー予定だった國分恭介騎手は26日の調教中に落馬し、救急車で病院へ運ばれるアクシデント。今週の騎乗が危ぶまれている。