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京都大賞典 春の天皇賞馬アドマイヤジュピタが満を持して登場

 今週は秋の京都競馬のオープニグを飾る「第43回京都大賞典」(GII、芝2400メートル、12日)が行われる。古馬中距離戦線の主役級が顔をそろえるなか、主役の期待を集めるのはアドマイヤジュピタだ。当初は凱旋門賞に挑戦するプランもあったが、7月28日、放牧先で右前脚にザ石を発症し、夢は来年へと持ち越しになった。その悔しさを今秋は国内戦へぶつける。

 よもやの放牧先でのアクシデント。今年の海外挑戦は夢とついえたアドマイヤジュピタだが、陣営はすぐに気持ちを切りかえた。幸いケガは2、3日で治まり、秋初戦に向けて入念に乗り込まれてきた。
 「ずっと牧場で乗ってきたし、9月19日に帰厩してからも順調に調整してきた。あとに大きなレースが控えているので目いっぱいの仕上げとはいかないけど、復帰初戦としてはいい感じじゃないかな」
 友道師は紆余曲折を経ながらも、無事に復帰戦を迎えることができた愛馬に目を細める。
 前走の天皇賞・春では初のGIタイトルを獲得するとともに、古馬の頂点に君臨した。「初のGI挑戦で出遅れ。それでも岩田君はあわてず、乗ってくれた。しかも新たな面まで引き出してくれた。これまでとは違った後ろからの競馬で勝ったんだから本当に強い」と振り返った。
 とはいえ、春の王道は安田記念のマイルから天皇賞・春の3200メートルまで距離が幅広く、トップホースが分散する傾向にあるのも事実。それに対し、秋は天皇賞・秋から有馬記念までチャンピオンディスタンスを中心に2000〜2500メートルで争われる。当然ながらこれには世代交代を狙う3歳勢も加わってくる。
 今秋は天皇賞・秋→ジャパンC→有馬記念と駒を進めるジュピタ。真のチャンピオンと自他ともに認められるためにも、前哨戦のここを含め、今季はひとつも負けられない。指揮官の意気込みも相当だ。
 「海外に挑戦できなかった分、僕自身、この秋は力が入る。近い将来、種牡馬になることを考えてもGIを数多く勝ちたい。とくに最大目標とするジャパンCは何とかしたいね」
 昨年の年度代表馬アドマイヤムーンの跡を継いだアドマイヤ軍団の総大将が、その野望へ向け、いよいよ始動だ。

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