◎マックスドリーム
○エクスペディション
▲マイネルラクリマ
△ダコール
△ファタモルガーナ
この時期の名物競走ではあるが、ハンデ戦で波乱の傾向が強く毎年難解な印象の七夕賞。今年は4歳馬不在で16頭中11頭が6歳以上の馬というシニアレース? となった。私もおじさんと呼ばれる年齢だが、過去10年の結果をみると、なんと6歳馬が最多の5勝(2着3回、3着3回)を挙げているのがこのレース。データに後押しされたわけではなかろうが、今年も6歳馬は7頭の出走があり近年の傾向どおりに決まるかもしれない。
7頭いる6歳馬から勝ち馬が出ると仮定しても、なかなかに難しいわけだが(笑)、人気の一角・エクスペディションは軽視できない一頭。4歳時に3連勝、そして昨年は小倉記念を制して夏馬の印象が強いだけに、今年もハズさないだろう。しかも今年は、休み明けの前走・鳴尾記念を2着し、サマー2000シリーズにピタリと照準を合わせたような仕上げで臨んできており無視することはできない。勝ち負けに加わってくる公算が高い。もう1頭、注目したい6歳馬がマックスドリーム。前走・福島民報杯は最後方からまくっての2着。まくり切った時点で勝利を掴んだかに思えたが、伸び切れずマイネルラクリマに0.6秒屈した。当時が同斤、ハンデの今回はラクリマと3キロ差。ラスト1Fまで引っ張り切りの手応えだった今週の追い切りから、3か月ぶりでも仕上げは上々。54キロと調子の良さで逆転の余地は残る。この3頭を主軸に、ダコール、ファタモルガーナあたりまでが掲示板圏内とみる。ドバイ以来の実戦となるトレイルブレイザーは明らかに仕上がり途上。地力はあるが、今回は…。
【馬連】流し(1)軸(4)(5)(12)(13)
【3連単】フォーメーション(1)(4)(12)→(1)(4)(12)→(1)(4)(5)(12)(13)
<プロフィール>
仲町通(なかまち・とおる)
在京スポーツ紙の競馬記者として美浦・栗東トレセンに足を運ぶこと20年。厩舎関係者への綿密な取材の下、穴党として数多くの万馬券ヒットの実績を持つ。この春、フリーとして転身。本名非公開。
※出馬表などのデータは、必ずJRA公式発表のものと照合し確認してください。