search
とじる
トップ > ミステリー > フライング・ウイッチの正体

フライング・ウイッチの正体

pic pic

画像はイメージです。

 地球が滅亡するといわれる2012年が近づいている影響だろうか。各地でUMAやUFOが数多く目撃されている。昨今、多くの芸能人が遭遇しているゴム人間やガス人間の出没、兵庫県の六甲山では多数のUFOが撮影されている。そんな風潮の中、イタリアとメキシコでフライング・ウイッチと呼ばれるものが映像に収められたのだが…。

 映像では、画面中央部に“黒い物体”がふわふわと宙を移動しているのがしっかりと確認できる。その姿はお伽(とぎ)話によく登場する“魔女が箒(ほうき)に跨(またが)り飛行する姿”に似ていることから、この物体はフライング・ウイッチ(空飛ぶ魔女)と名づけられている。
 一般的に魔女というと、スタジオジブリの「魔女の宅急便」のキキや、グリム童話の「ヘンゼルとグレーテル」に登場する、お菓子の家の家主である老婆を想像するだろう。怪しげな薬品を作成したり、箒に跨って空を舞うなど、人間にはできるはずもないことを行う怪しい存在である。しかし、それはあくまでアニメ・童話上のイメージである。オカルト上の魔女の定義としては、悪魔と契約し、悪魔たちと性交する魔力を得た異界の者とされている。しかし、魔力を得たからといって空が飛べるわけではなく、人に呪(のろ)いをかけるなどの呪術師と近い存在であった。また、ドイツ語では魔女のことを「Hexe」と呼ぶのだが、これは「垣根の上にいる女」という意味を持ち、垣根の上、つまり生と死の間に立つ人間と表現されている。このことから、魔女は医療関係に影響を与えていたことが分かる。

 さらに15世紀から17世紀にかけて、ヨーロッパでは魔女裁判が行われ、当時数多くの魔女と思しき人物が処刑されているが、彼らが空を飛んでいたという証拠や、その飛行方法などは科学の発達した現代でもいまだに明らかではない。以上のことから空を飛ぶ魔女はファンタジーの中の存在で、現実に魔女された人々は、飛んでいなかったと示されている。
 では、このたび映像に写されたフライング・ウイッチは何者なのであろうか。イタリアとメキシコは非常に距離が離れている。当然住む民族も異なり、一見共通点など見受けられないように見える。しかし、一つ共通点が存在する。それは、UFOが数多く目撃され、なおかつエイリアンに遭遇している人物が多いという点である。
 メキシコでは、メキシコ上空で空軍機が数十機ものUFOと遭遇し、その映像が残されていたり、エイリアンと出会ったという人物がエイリアンの写真を撮影するなど、怪事件が世間を騒がせている。一方イタリアでは、エイリアンと接触し、人類への啓示を行うUFOコンタクティーであるカバーロ氏が存在する。この一致から導き出される答えは、フライング・ウイッチが他の星から来た、エイリアンである可能性だ。

 しかし最近、驚くべき映像が発表された。それはCGで作成されたと思われる「フライング・ウイッチの映像」である。その映像は実際に撮影されたとされる映像と酷似しており、興味深い。また、飛行機に吊られた籠(かご)に乗る男性の映像があるのだが、それが遠ざかるにつれて魔女のような形になっていく映像や、フライング・ウイッチに酷似したカイト(凧)が飛ばされる映像も公開されている。さらにこの騒動は日本にも飛び火する。福島市内で人の形をした物体が浮遊し、「フライング・ヒューマノイドではないのか!」と大騒動になった事件があった。だが、このフライング・ヒューマノイドは鯨の形を模した気球であったことが判明した。フライング・ウイッチは、やはり伝説上の魔女と同じで、人々の集団的妄想や悪ふざけで作り上げられた虚像だったのか。

関連記事

関連画像

もっと見る


ミステリー→

 

特集

関連ニュース

ピックアップ

新着ニュース→

もっと見る→

ミステリー→

もっと見る→

注目タグ